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vix指数ゔぃっくすしすう

Volatility Indexの略で、日本語では恐怖指数と訳される。1993年からアメリカのシカゴオプション取引所が、S&P500種指数のオプション取引の値動きをもとに算出している。オプション取引の値動きが激しくなると、vix指数の数値が上がる仕組みになっている。数値が高いほど、投資家が先行きに不安を感じていることを表す。

vix指数は、通常10~20程度の間で推移し、30を超えると警戒領域といわれる。過去の事象でいえば、アメリカ同時多発テロのときに49.35、ギリシャ危機では46.88を記録した。また、リーマンショックでは89.53という過去に例のない高値を記録して世間を驚かせたが、2020年3月のコロナショックでも85.47まで上昇した。vix指数が、相場のトレンドを左右することもある。

金融商品の中には、vix指数に連動する商品もあり、vix指数が上がると利益が出る商品は、市場が不安定な時のリスクヘッジとして利用されることもある。ただし、vix指数は通常はほぼ動かないので、長期投資には向かない。

vix指数は、過去の値動きから計算された標準偏差とほぼ同じであるとか、S&P500種指数のオプション取引を利用した不正操作が可能だという批判もあるが、実際に、多くの投資家が利用しており、相場に与える影響は大きい。

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