米経済指標は、「アメリカの経済状況を数値化して発表」するため、ファンダメンタルズ分析のトレード材料になります。各国の経済指標の中でも注目度が高い傾向があり、為替レートが動く理由になります。また、その後の方向感(上昇・下落)さえも決めることがあります。
とくに「雇用統計」や「FOMC/政策金利」または「要因発言」や「定例会見」の発表日はイベントとして認知され、発表直後に「3秒で100pips」など為替レートが激しく変動することがあります。前回値・予想値・発表値の3種類が表示され、予想から外れると「サプライズ」として、レートが荒れることもあります。
また、重要な米経済指標は「発表の何日も前から」意識され、「利回りが上がるなら通貨価値も上がる、よって上昇するとみて買いエントリーしておく」や「前回の発表値が良すぎるから、今回は落ちるだろう、よって売りエントリーしておく」など、様々な思惑により、上昇・下落を繰り返すことがありますので、注意しましょう。
FX初心者の方で、相場の方向感がわからないときは「重要な経済指標を把握しておく」ことで、相場の流れ、なぜ上昇・下落しているかが掴めるようになります。