天井とは、為替レートの「直近高値」のことです。チェックしている時間足にもよりますが、直近の値動きで「1番高い価格」になった為替レートを表しています。
例えば、ドル/円が110円から115円の間で変動している場合、110円近辺は「底」と呼ばれ、115円近辺は「天井」になり、その状態が長く続くほど高値更新（安値更新）したときの変動が激しくなります。
つまり、天井の115円以上に価格が上昇すると、一気にレートが伸びる可能性があり、110円以下に下落すると、一気にレートが落ちる可能性があります。
「天井付近の売りポジションが持てた」や「天井で買ってしまった」のように使用され、直近の高値なので、レジスタンスラインとして意識されることが多くあります。
FX初心者の方は、天井付近の売りポジションを狙おうとして「逆張りの売り注文」を出すことがありますが、天井狙いは難易度が高く（どこが天井になるのかは、後にならないとわからないため）、大損する危険性がありますので注意しましょう。
