相場の売買判断をシステム化したもの。売買条件を定めて、あらかじめ決めたルールに従ったトレードを行う手法で、主観に惑わされないトレードをすることが可能になる。システムトレードは、手動でトレードをするタイプと、MT4（メタトレーダー4＝ロシア製の取引ツールで世界中に普及している）などのプラットフォームを使って自分でプログラミングを行う手法の2つがある。
トレードのシステムは人それぞれ違い、あらゆるテクニカル分析を駆使してルールを決める人もいれば、いくつかのテクニカル分析に絞ってシステムを作ることもある。こうして決めたルールを守ってトレードをすれば、それが、主導で行うアナログ式であっても、システムトレードと呼んで差し支えない。
システムトレードは、自身が買いたい、売りたいと思う局面でも、あらかじめ設定しておいたルールに合わなければ売買を行わず、あくまでもルール上の売買システムに従う。それがメリットでもあり、デメリットでもある。
現在は、プログラミングで行う自動売買をすべてシステムトレードという場合もあるが、厳密には異なる用語である。
システムトレードとは逆に、自身の判断でトレードを行うことを裁量取引、裁量トレードという。
