通貨間の金利差分の受払いのこと。外貨預金や外貨MMFでは、金利収入に相当する。英語ではSwap Pointといい、Swapは直訳すると「交換」という意味になる。
ドル/円の買いなら、円を売ってドルを買うという取引となり、米ドルの金利から日本円の金利を差し引いて、それを日割りした金額がスワップポイントになる。スワップポイントは、毎日発生する。
たとえば、米ドルの金利が2%で日本円の金利が0.5%だったら、差し引き1.5%を365日で日割りし、保有しているポジション量にかけたものが、大体のスワップポイントとなる。ただし、金額は日々変化するので、たいていのFX業者は毎日発表している。
スワップポイントは金利差で発生するものなので、マイナスになることもある。前記のドル/円の例で、売りのポジションを保有している場合は、スワップポイントを支払わなければならない。1日当たりの金額は微々たるものになるケースが多いが、月単位でポジションを維持していると結構大きな金額になるので、相場だけでなく、スワップポイントにも注意を払う必要がある。
また、リーマンショックのように金融機能がマヒしたときなどは、スワップポイントも不安定になることがあるので、その点も織り込まなければならない。