スプレッドとは、「売値と買値の差」のことです。チャート画面などで、取引レート価格をみると、売値は「BID」、買値は「ASK」で表示されており、違った価格になっています。
具体的には、ドル/円の為替レートが「BID/売り値=110.497」のとき、「ASK/買値=110.500」のように、買う価格の方が高くなっており、このずれ(0.003円=0.3銭)をスプレッドといいます。FX会社によって「ドル/円は0.3銭」や「ドル/円は0.5銭」など、通貨ペアごとに「スプレッドの幅」が決まっています。
トレードの手数料(新規注文・決済注文など)は無料になっているFX会社が主流ですが、このスプレッドが「実質の手数料」となっています。
つまり、取引するならスプレッドの狭い方が、有利なポジションになります。ドル/円のスプレッドが0.3銭で、10ロット(10万通貨)買う場合、-300円(0.3銭×10万)の含み損の状態でスタートすることになります。とくに、スキャルピングをする場合は、すぐに含み益になりやすい=スプレッドが狭いポジションの方が、勝ちやすくなります。