Relative Strength Indexの略で、日本語に訳すと「相対力指数」となる。
株式投資や先物投資で多く使われていたテクニカル分析で、かつては相対力指数と呼ぶのが一般的だったが、現在はほぼRSIと略して呼ばれる。数多くのテクニカル分析を開発した、アメリカのJ.W.ワイルダーによって考案された。オシレーター系指標の代表格で、相場の過熱度合いを見極めるための指標である。
オシレーター系指標の特徴と同じく、ボックス相場ではその威力を如何なく発揮するものの、大きい相場に入るとダマシが多くなり、トレンドの勢いに追いつけなくなってしまう。RSIは、一定期間の前日比の上げ幅の合計を、同じ期間の上げ幅と下げ幅の合計値を足した数で割って、パーセント表示のラインで描き出す。0%~100%の間で推移し、70%~80%を超えると買われすぎ(売りサイン)、20%~30%を下回ると売られすぎ(買いサイン)と判断され、逆張りトレードに使われる。また、最安値を更新したにもかかわらず、RSIが安値を下回らなかったときが買いサイン、逆に、最高値を更新したのにRSIの高値を上回らなかったときが売りサインとなる。