戻りとは、為替レートが下落しているときに「一時的に価格が上昇すること」です。下落トレンドが明確な場合でも、為替レートがずっと下がり続けるわけではなく、上下動を繰り返しながら、徐々に下落していきます。
売りポジションを持っている人の「利益確定=決済注文=買い注文」や、価格が安過ぎると判断した人の「新規買い注文」によって価格が戻ることがあり、わかりやすいエントリータイミングとして注目されています。
つまり、「もう十分、下がったから売りポジションを利確しよう」や「あまりに安過ぎるから、一旦戻るとみて買っておこう」といった要因が、価格を一時的に押し上げることがあります。
主に「戻り売り」として使用され、これは「戻り売りが上値を抑えた」や「戻り売りの絶好のタイミング」のように、価格が一旦戻った（上昇した）ところで、売りエントリーすることを表しています。
また「戻り高値」として使用されることもあり、テクニカル分析として意識している方が多くいます。これは、価格が戻ることでつけた高値が、レジスタンスラインになることを表しており、戻り高値をレートが上抜ける（高値を更新する）と、「下落トレンドが終わった」と判断する基準になります。
