順張りは、トレンドと同じ方向にポジションを持つことで、対して、トレンドに逆行するポジションを持つことを逆張りという。順張りは、相場の傾向に追随する手法なので、トレンドフォロー(Trend Follow)と呼ばれることもある。逆張りは、contraryもしくはcontrarianという。直訳すると「反対」「反対する人」になる。
一般的に、順張りはチャートなどのテクニカル分析を利用し、レートが上昇しているときに買いを入れることが多く、下降トレンドのなかで流れに逆らって買いを入れるのが逆張りといえる。逆張りで買ったものが、さらに価格を下げた場合、売られすぎだと思って買ったのに価格が下がっているので、自然と難平になる。そのため、逆張りの方が上級者向けのトレード手法と言われることが多い。
順張りに有効だと言われるのが、トレンドを見極めるテクニカル分析で、移動平均線や一目均衡表などが代表例である。逆張りの場合、オシレーター系指標のテクニカル分析が使われることが多く、ストキャスティクスやRSIがその代表例である。