リアルタイムで提示されるレートを、任意のタイミングでクリックして注文を出す方法。成り行き注文のように売買価格にぶれが生じない注文方法で、自身が約定したいレートで売買ができる。ストリーミング注文の場合、スリッページが発生しないので、成り行き注文とは違って約定されないケースもある。
ストリーミングはIT用語で、ネット上の動画をダウンロードしながら再生もすることをいい、そのイメージから派生して名付けられた。和製英語なので、海外では通用しない。英語では「Market Order by FOK」という。FOKは「Fill or Kill」の略で、約定(フィル)か失効(キル)を意味する。
ストリーミング注文は相対取引で使用されるもので、通常の株式や商品先物などの取引所取引では見られない。FX独特の注文方法である。
約定したい価格をピンポイントで狙うため、相場の変動が激しいときには、なかなか約定させることができないので、保ち合い相場など、比較的動きが緩やかな場合に使うのが一般的とされている。