ファンダメンタルズ分析とは、「為替レートが動くきっかけ」を把握するための方法です。対になる「テクニカル分析」は、チャート上でラインやテクニカル指標を用いて、今後の値動きを予測するのに対し、ファンダメンタルズ分析はチャート上で作業することはありません。
「経済指標」や「各国の経済状況」または「貿易の収支額」や「金融政策」などにより、為替レートが動く理由・その方向感を把握するためにあります。つまり、ファンダメンタルズ分析(例えば、雇用統計の発表)によって為替レートが動き出し、テクニカル分析によって落ち着く(サポート・レジスタンスラインで反転、揉み合いになるなど)構図になります。
ファンダメンタルズ分析を使うことで、あらかじめ「この時間帯はレートが荒れるかも」や「経済状況が悪化しているから、値崩れする可能性がある、よって売りエントリーしておく」など、相場予測をすることができます。
そのため、デイトレードやスキャルピングと相性が良く、「ファンダメンタルズ分析でエントリーする理由を持ち、テクニカル分析でエントリーするポイントを探す」使い方ができます。また、長期的な目線でファンダメンタルズ分析する場合は、「金融政策により、政策金利が年内に0.5ポイントは上がるだろう、よって買い増しする」のように、スイングトレードのエントリー・決済の理由にもなります。