数時間から1日までの、短い時間でポジションを保有する短期トレードのこと。かつては日計り取引と呼ばれていた。英語でDay Tradingと表記し、デイトレと略して呼ばれることも多い。デイトレードの対象となるのは、主に株式信用取引とFXである。 日本では株式の売買が課税対象だったり、手数料が高かったこともあり、もともとは証券会社や銀行などのプロのディーラーが行うトレード手法だった。それが、1996年から行われた金融ビッグバンによって税制が改革され、売買手数料も自由化されるなどの規制緩和が行われ、デイトレードを行う環境も整ってきた。現在では、個人投資家も気軽に参加できるトレード手法になっている。
デイトレードの最大のメリットは、ポジションを翌日に持ち越すことがないため、オーバーナイトリスクに晒されることがないということだ。
デイトレードは、株式とFXとで、1日の捉え方が違ってくる。株式であれば市場が開いている9時~15時までだが、FXの場合はニューヨーク市場が閉まる日本時間7時(夏時間6時)が1日の区切りとなる。また、FXのデイトレードでは、スワップポイントがつかないので注意する。
デイトレードで成功する人は約1割程度であるという調査結果も出ているように、結果を出し続けるのは難しいとも言われている。