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コモディティこもでぃてぃ

一般的には商品のことを指す言葉で、金融市場では商品取引所で取引されている商品を指す。具体的には。貴金属(金、銀、プラチナ、パラジウムなど)、非鉄金属(アルミ、銅など)、穀物(トウモロコシ、大豆、砂糖など)、農産物(コーヒー、コメなど)、エネルギー(原油、天然ガスなど)が挙げられる。

コモディティの場合、投資家が現物で取引をするのは現実的ではない。金やプラチナならまだしも、大量のトウモロコシを手にしても困るだけだ。

かつては、金融市場におけるコモディティの立ち位置は、株や債券、為替などとは一線を画していたが、グローバル化が進んだ昨今においては、コモディティもその他の金融商品との相関性を認められている。とくに、「有事の金」と言われるように、株や為替相場が乱高下するような混乱状況では、引き上げた資金が金に向かうことが多い。現在でも、各国の中央銀行は大量の金を保有しており、これは通貨の価値保存としての意味合いが強く、市場感情としても金の立ち位置はリスクヘッジの一種でもある。

また、2020年には原油価格が大きな注目を集めた。原油価格が、史上初めてマイナスになったのである。5月限の最終売買日の前日でもあったため、金融市場ではそれほど悪材料とはみなされなかったが、異常事態である。このとき株価や為替にはさほど影響はなかったが、マイナス価格という既成事実が出来上がったことで、今後の金融市場とコモディティとの相関性には注意が必要になりそうだ。

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