ある時刻の決められた為替レートが、判定時刻に上昇しているか、下降しているかを予想する投資取引。取引銘柄によって変わるが、予想が当たれば投資額の約2倍が戻ってくる。値動きをハイアンドローの二者択一で予測するため、二進法の「0か1」を意味するバイナリーがという名称がつけられた。
普通の為替取引ではレートの上下に応じて利益と損失が確定するが、バイナリーオプションの場合、円安になると利益を得られる「チケット」か、円高になると利益を得られる「チケット」を購入し、利益と損失が確定する仕組みになっている。 バイナリーオプションにはレバレッジがないので、追加証拠金が発生することもなく、用意した投資金の範囲内で抑えられるため、低資金からの投資が可能である。また、二者択一の投資なので、レートが動かないボックス相場でも利益を得ることができる。
しかし、バイナリーオプションは投資というよりギャンブルに近いという指摘もあり、EUでは2018年3月に、イギリスでは2019年4月に、カナダでは2017年9月に、バイナリーオプションの取引が禁止された。