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bidびっど

価格を提示する買い手の希望価格で、日本語では「買い値」と訳される。payともいう。対して、売値はask(アスク)、またはoffer(オファー)という。主に為替相場で使われる。現在では、貴金属の現物取引で使われることもある。

チャートで描かれるのは、始値、終値、高値、安値ともに、基本的にはbidの価格が使用される。

テレビや新聞などで、為替相場は「ドル/円109円58銭-109円60銭」と表記されるが、これがbid-askである。たまに、「109円58銭から109円60銭の間で取引されています」と言われることがあるが、この表現は厳密にいうと正しくないのである。

bidとaskを総称してプライスという。また、価格の小数点より上の1円台を大台と呼び、プライスを音読する場合、大台を省略して小数点以下だけを読み上げる。日本では伝統的に、ゼロをマルと発音する。前記の場合、「ゴーハチ・ロクマル」と読む。

bidもaskも、レートを提示する銀行にとっての買い値であり売値なので、トレーダーが取引する場合は逆になる。FXの取引では、bidとaskの2つの価格が表示されており、トレーダーが買う場合は、売値を参照するのでaskの価格で注文し、売る場合はbidの価格で注文する。

また、bidとaskが同じレートになることを、either way(アイザーウェイ)、またはchoice(チョイス)という。

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