鞘どりとは、「アービトラージ」や「異業者両建て」とも呼ばれるトレード手法です。エントリーする際に「同レート価格で、売りと買いのポジションを同時に保有する」ことになります。
例えば10,000通貨で、ドル/円が110円のときに「売りポジションと買いポジションを同時に持つ」場合、レートが111円になると「売りポジションが含み損10,000円、買いポジションが含み益10,000円」になるため、損益計がゼロになります。(109円になっても同じく損益計はゼロになります)
このままでは損益ゼロになりますが、FXでは「スワップポイントを利用した鞘どり手法」によって、ほぼ確実に利益になります。
鞘どりが「異業者両建て」と呼ばれる通り、2つのFX会社を使って、同レート価格(ドル/円で110円など)の売り・買いポジションを持ち、FX会社のスワップポイントの差額分の「さや」をとる手法があります。
スワップポイントが安い・高いFX会社を使い分けることで「買いスワップ52円、売りスワップ48円」のように差額を出して、その分の利益を低リスクで運用できます。