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成行?逆指値?FXの注文方法 6つの基本を紹介!

FXの注文方法には、基本の注文方法と、それらを組み合わせた応用的な注文方法があります。

基本的な注文方法は、価格を指定しない成行注文と、あらかじめ希望する価格を指定しておく指値・逆指値注文です。

FXで取引を始めるにあたり、まずこの3つの基本的な注文方法の意味と、メリット・デメリットを理解しておきましょう。

記事の後半では、指値・逆指値を組み合わせた応用的な注文方法を解説していきます。

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FXの基本となる3種類の注文方法とその使い方

成行注文(マーケット注文)

成行注文は、「できるだけ早く約定させる」注文方法です。他の注文方法と違って、価格を指定せず、すぐに注文を成立させたい場合に使います。

成行注文では、まれに注文したときの為替レートと約定した為替レート(売買が確定したときの為替レート)に差が生じることがあります。

これを「スリッページが生じる」「滑る」などといい、通常時に起こることは少ないものの、相場変動が著しいとき、あるいは相場にほとんど参加者がいないときに発生する可能性があります。

スリッページが発生するのは、トレーダーの出した注文がFX会社のサーバーに届くまでの間に、レートが常に変動しているからです。

成行注文で滑るリスクを減らすため、許容できるスリッページ幅をあらかじめ指定する方法(ストリーミング注文などと呼ばれる)もあるのですが、値動きが激しくスリッページが多く発生するような場面では、なかなか注文が成立しないことも。

通常の相場ですぐに注文を成立させたい場合は成行注文、なるべく自分にとって有利な価格で約定したい場合はストリーミング注文と、使い分けることが重要です。

指値注文

指値注文は、希望する為替レートをあらかじめ指定して注文する方法。自分に有利な為替レートで出しておく注文を「指値注文」といいます。

「〇〇以下になったら買う」「〇〇以上になったら売る」と注文を出しておき、取引成立を待ちます。

そのため、新規エントリーの場合には押し目買い(上昇中の一時的な加工で買い)や戻り売り(下降中の一時的な上昇で売り)に、決済の場合には利益確定に用いられます。

長時間チャートを監視できない場合にも便利ですが、指定した価格へ到達しなかった場合なかなか約定しないというデメリットもあります。

逆指値注文(ストップ注文)

逆指値注文(ストップ注文)は、その名のとおり指値注文とは逆に、自分にとって不利な為替レート出しておく注文です。

「〇〇以上になったら買う」「〇〇以下になったら売る」と設定しておくことで、思わぬ方向へ相場が動いた場合の損失を防止(損切り)することができます。

リスク回避のために非常に重要度の高い注文方法なので、ぜひ覚えておきましょう。

また、「〇〇以上になったら買う」と逆指値しておくことで、価格上昇の波(トレンド)に乗る、ブレイクアウト的な使い方もできます。

なお、トレンドに乗る注文方法としては「トレール注文」というものもあるので、指値・逆指値が理解できたら、こちらも覚えておくと便利です。

トレール注文については以下の記事で詳しく解説しているので、チェックしてみてください。

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指値・逆指値を組み合わせた3つの注文方法

ここまでに紹介した、指値・逆指値を組み合わせた注文もあります。

新規注文と決済のレートを指定したいときや、相場の上下どちらにも対応したいときに便利な注文方法です。

IFD注文

IFD(If done)とは、新規注文と決済注文の価格を同時に指定する注文方法です。エントリーから決済までを自動化できますが、決済は利益確定か損切りのどちらかしか設定できません。

OCO注文

OCO(One Cancels the Other)とは、主に保有したポジションに対し、利益確定と損切りを同時に予約する注文で、決済を完全に自動化することができます。

例えば、「1ドル=100円で買いのポジション」を保有していたとして、「1ドル=101円まで円安になったら指値売りで利確」もしくは「1ドル=99円まで円高になったら逆指値売りで損切り」したいと考えている場合、利確と損切りを同時に予約できるOCO注文を使うとよいでしょう。

IFO注文

IFO注文は、IFDとOCOを組み合わせた注文方法です。新規注文と、利食いと損切りの2種類の決済注文を同時に出せます。

取引自動化、利確および損切りを一度に行えるため、前述のIFD注文の問題点を解決することができます。

FX会社5社の取引方法を比較

指値・逆指値・IFD・OCO・IFOといった注文に関しては、FX会社を選ぶことなく使うことが可能です。

これらが使えれば日々のトレードに不自由することはほぼありませんが、中には、より細かいニーズ答える注文方法を提供しているFX会社もあります。

主要なFX会社が用意している注文方法について紹介しましょう。

SBI FXトレード

注文方法 有無
成行
指値
逆指値
IFD注文
OCO注文
IFO注文
トレール注文
特殊な注文 ストリーミング注文

SBI FXトレードの特徴

  • 基本の注文はすべて使え、またすぐにポジションを持てるストリーミング注文をスマホアプリで実行可能です。

GMOクリック証券

GMOclick
注文方法 有無
成行
指値
逆指値
IFD注文
OCO注文
IFO注文
トレール注文 ×
特殊な注文 スピード注文
全決済注文

GMOクリック証券の特徴

  • トレール注文は使えませんが、ストリーミング注文と同様の機能であるスピード注文、そして全ポジションを決済する注文が使用できます。

DMMFX

DMM FX
注文方法 有無
成行
指値
逆指値
IFD注文
OCO注文
IFO注文
トレール注文 ×
特殊な注文 ストリーミング注文

DMMFXの特徴

  • トレール以外の基本注文は活用可能。
  • ストリーミング注文も用意されています。

ヒロセ通商

注文方法 有無
成行
指値
逆指値
IFD注文
OCO注文
IFO注文
トレール注文
特殊な注文 ストリーミング注文
時間指定成行注文
時間指定逆指値注文
時間指定指値注文
ワンクリック注文
クイック注文
一括決済注文
一括買決済注文
一括売決済注文
通貨別全決済注文
全決済注文
pip差決済注文
ドテン注文
一括注文
金額指定全決済注文
トリガー注文
時間指定全決済注文
BID判定買(ASK判定売)逆指値注文
他通貨トリガー注文
リピート時間指定成行注文

ヒロセ通商の特徴

  • ユーザーの声を取り入れ、非常に多くの注文方法が使えます。
  • 幅広い取引スタイルが実現可能で、たとえば時間指定決済を使えば、重要な経済指標の前にポジションをスクエアにするというトレードが可能になります。

みんなのFX

注文方法 有無
成行
指値
逆指値
IFD注文
OCO注文
IFO注文
トレール注文 ×
特殊な注文 スピード注文
時間成行注文
選択決済注文

みんなのFXの特徴

  • トレール以外の基本注文は搭載されています。
  • 時間成行注文を使うと、NYクローズと同時にポジションを決済するといったトレードが可能になります。

まずはどの注文方法から覚えるとよい?

まずは、決済注文で逆指値を入れておくという、リスク回避に関する注文方法を覚えましょう

ポジションを持った際に、決済注文も入れる癖をつけると、相場の急変動があった場合でもちゃんと損切りができる状況を作り出せます。

本メディアのライターをしている高城泰のインタビュー記事では、ゴールドマンサックスでディーラーをしていた方のトレード履歴を分析して損切りの重要性について記載していますので、合わせて読んでみてください。

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