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ひまわり証券の取引アプリ「ひまわりFX PRO」の特徴
ひまわり証券の取引アプリ「ひまわりFX PRO」の特徴について説明します。
インストール型で高機能な取引ツール
ひまわりFX PROは、WindowsおよびMacの両方で使える、インストール型で高機能な取引ツールです。
テクニカル指標は27種類をサポートし、チャート上にはいくつでも重ねて表示し、自分独自のテクニカル分析を進めることもできます。
インストールするには、Adobe AIR 2以降が必要になるため、最初は少しとまどうかもしれません。
しかし、Adobe AIRを導入さえすれば、インストールそのものはスムーズに進み、ひまわりFX PROを使えるようになります。
サブ画面の分離やワークスペース機能などカスタマイズ性が高い
ひまわりFX PROには、たくさんのサブ画面があります。
このサブ画面の中には分離できるものもあり、例えばチャート画面だけを切り出して、パソコン作業を進めながら相場チェックをする、といったことも可能です。
画面そのものもカスタマイズ性が高く、画面の枠を「ワークスペース」として4つまで定義できるようになっています。
例えば、取引専用・ニュースなどの情報確認用・取引成績の確認用…などのワークスペースを作っておくと、切り替えるだけで自分の見たい情報がまとまった画面へ変更することも可能です。
デモ口座で操作性などを確認できる
ひまわりFX PRO は、デモ口座で使用できるため、本口座を開く前に操作性などを確認できます。
高機能なツールは機能が多いため最初はとまどうこともありますが、デモ環境でいろいろと操作のテストができる点は助かります。
ひまわりFX PRO の主な注文操作
続いて、ひまわりFX PRO で特徴的な注文操作について解説します。
ワンクリックで注文できるクイックトレード
クイックトレードは、ワンクリックで発注できる注文方式です。
提示レートで売りまたは買い注文を入れますが、あらかじめ指定しているスリッページの範囲外にレートが移動すると約定拒否となり、注文は約定しません。
いわゆる成行注文と似ていますが、成行注文はスリッページなしで、サーバーに注文が到着した時点のレートで必ず注文が約定する点が大きな違いです。
途転(ドテン)注文も可能
ひまわりFX PROの決済注文では「途転(ドテン)注文」が可能です。
途転注文とは、現在保有しているポジションと逆のポジションを同数で建て、現在保有しているポジションは決済するという注文方法です。
1回の注文でポジションを閉じて新しく反対ポジションを作成できるので、短期売買の多い人には便利な機能と言えるでしょう。
トレール注文を指定できる
トレール注文とは、トレンド相場に乗れたときに、あらかじめ指定しておいたトレール幅で逆指値の決済注文を自動で追従させる注文方法です。
決済の位置をトレンドに追従させて動かすことで、利幅を大きく取りたい場合によく使われます。
ひまわりFX PRO のチャート表示機能
ひまわりFX PRO のチャート表示周りの機能について解説します。
チャートを2種類重ねて「レイヤーチャート」として表示可能
他社では「比較チャート」という名前でサポートされている機能。
異なるチャートを2枚重ねて相関関係を確認するなどの使い方ができます。
レイヤーチャートは、チャート画面上部左側と上部真ん中右寄りの2カ所に別々の通貨ペアを選択し、真ん中あたりのチェックボックスをオンにすると、チャートを重ねて表示できます。
この機能は、ひまわりFXが提供しているツールの中でも、ひまわりFX PROのみの機能です。
チャート表示は4分割できる
チャート表示は4分割できるため、同一通貨ペアの別時間足を見比べるのに便利です。
同じ時間足で通貨ペアを別にして、通貨ペア間の動きを確認する、という使い方もできます。
4分割機能は意外と使いどころが多い機能です。
ワークスペースで好きな画面レイアウトを作成・保存できる
画面を好きにレイアウトしたら、その状態をずっと保っておきたい、という場合もあるのではないでしょうか。
ひまわりFX PROは、ワークスペース機能を提供していて、画面レイアウトを4枚分保存しておけます。
初期状態では、4つのうち3つのワークスペースには「取引」「照会」「分析」というテンプレートが設定されています。
標準で提供されているこのテンプレートも十分使いやすいのですが、自分でもっと分かりやすいレイアウトにしたい場合は、ぜひ活用してみてください。
ひまわりFX PRO の便利な機能
ひまわりFX PRO の便利な機能について解説します。
取引分析機能で自分のトレードを振り返ることができる
取引分析機能は、過去自分が積み重ねてきた取引結果を分析してくれる機能です。
この画面で集計期間を直近・日・月・全期間の4パターンから選び、自分がどのような取引をしてきたかを「見える化」します。
普段ただトレードをしているだけでは見えない自身の勝ちパターン・負けパターンなどが見えるので、定期的に利用したい機能です。
口座管理の状況もグラフ表示などで分かりやすい
口座管理の状況がグラフ表示で非常に分かりやすい点もひまわりFX PROの特徴です。
ロスカット率(現在保有しているポジションの必要証拠金)と有効証拠金(口座に入っている残りの金額)が明示されているため、現在の口座状況は余裕があるかどうかをビジュアルで把握できます。
未来予測ツールや「HWBR」を呼び出して利用できる
ひまわりFXで提供されている未来予測ツール「さきどりテクニカル」やオリジナルテクニカルのHWBRは、ひまわりFX PROからしか呼び出せません。
どちらも便利な補助ツールなのですが、単独では使えないので、利用したい場合はひまわりFX PROをインストールしましょう。
ひまわりFX PRO を使うメリット4つ
ひまわりFX PRO を使うメリットについて4点説明します。
素早い注文やトレール注文などが可能
ひまわりFX PROは、素早い注文(クイックトレード)やトレール注文など、多彩な注文ができる点がメリットのひとつです。
短期売買をメインにしている人は、素早い注文ができた方が有利です。
またトレール注文が使えれば、うまくトレンドに乗れた場合に利幅を大きくできる可能性もあります。
Web版では使用できないオリジナルテクニカルや未来予測ツールが使える
Web版ツールも、機能としては過不足がなく、分かりやすいツールです。
しかし、オリジナルテクニカルや未来予測ツールを使いたいなら、ひまわりFX PROを利用するしかありません。
これらの補助ツールは、どちらもFXトレードに役立つ機能を持っていますので、ひまわりFX PROを使う十分な理由にもなります。
口座状況や過去取引の振り返りなどがしやすい
FXトレードを進めていくと、口座状況や過去取引の振り返りなど、数字では知っているけれどなかなか実感としては把握しづらい情報がいくつか蓄積されます。
ひまわりFX PROは、これらの分かりづらい情報を整理して提示する機能を持っているため、資金管理や自身のトレードがどのような傾向にあるかの理解が進みます。
カスタマイズ性が高く取引しやすい画面構成にできる
高機能で画面数の多いひまわりFX PRO ですが、そのままでは画面がごたごたしていて見づらい、と感じる人もいるかもしれません。
その場合は、ワークスペースに新しくシンプルな画面レイアウトを作ることで対処できます。
ひまわりFX PRO を使うデメリット3つ
良い部分もたくさんあるひまわりFX PROですが、もちろんデメリットも存在します。
ここでは、ひまわりFX PRO のデメリットについて3点説明します。
使えるチャートの種類は少なめ
使えるチャートの種類は、高機能ツールの割には少なめです。
テクニカル分析にこだわりを持っている方にとっては少々不満が残るかもしれません。
高機能で素早い注文が可能だが注意しないとスプレッド負けする
ひまわりFX PROは、ツールとしては超短期トレードにも十分耐えられる機能を備えています。
しかし、ひまわりFXのスプレッドは他社に比べてもかなり広いため、数多くトレードをしてしまうと、そのスプレッド差で取引コストがかなり負担となる可能性も。
使いやすいツールだからこそ注意したい点です。
注文に関する初期設定機能がない
クイックトレードなどの注文画面では、損切り注文や利食い注文なども同時に設定できるようになっていますが、都度入力しなければいけない点は少々面倒に感じられます。
初期設定の画面があれば、ワンクリックですぐに注文できるのですが、設定画面が見当たりません。
注文に関する初期設定があれば、注文時の手間はかなり軽減できると考えられます。
ひまわりFX PRO を使う際の注意点は?
最後に、ひまわりFX PRO を使う際の注意点について説明します。
他に使いたいチャートがある場合は他のツールを利用
ひまわりFX PROに搭載されているチャートは必要十分な数が揃っています。
それでも、もう少し他のチャートを使いたいということなら、他のツールを使うしかありません。
MT4など、豊富なテクニカル指標に対応しているツールをチャート用に使ってみましょう。
スプレッド負けしないよう短期トレードに注意
ひまわりFXは、全般的にスプレッドが広い傾向にあります。
短期間にあまり何回も注文を出すと、スプレッド分の値幅しか取れない、ということにもなりかねません。
基本的に、ひまわりFXで裁量トレードをする場合は、大きな値幅を狙う中~長期トレードが適しています。
最低取引通貨は1万通貨のため口座状況確認は怠らない
ひまわりFXの裁量トレードは、最低取引通貨単位が1万通貨です。
そのため、どうしても自己資金は多めに用意する必要があります。
資金管理には常に注意して、口座状況画面を少なくとも毎日確認するようにしましょう。