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FX(外国為替証拠金取引)と外貨預金の違いは?9つの観点から特徴を比較
外貨が投資対象ということでFX(外国為替証拠金取引)と外貨預金は似たような商品と思われがちですが、取引方法や利益の出し方など異なる点がたくさんあります。
以下の9つのポイントでそれぞれの違いを見てみましょう。
取引で利益を出せるタイミング
米ドルやユーロなどの外貨(日本円以外の通貨)で預金するのが外貨預金です。為替差益と受け取れる金利が利益となります。
一方のFXは為替差益とスワップポイント(金利差調整額)の二点が利益になるので、利益の出し方は外貨預金と一緒です。
一見すると違いがないように見えますが、為替差益で利益になる範囲に違いが見られます。
外貨預金の場合 |
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預入後に円安局面になり、円安時に払い戻すと利益になる。 |
FXの場合 |
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買い注文だけでなく売り注文もできるので、円安・円高どちらの局面においても利益を出せる機会がある。 |
利益を出せる機会の多さという点では、FXに軍配が上がります。
取引コスト・手数料(スプレッド)
外貨預金では、所定の為替手数料(為替コスト)が発生します。
為替手数料は預入時と払戻時に発生しますが、銀行によっては預入時が0円のところも。
取引以外の手数料は無料のところがほとんどです。
FXの場合、取引手数料をはじめ口座開設費・維持費、入出金など諸々の手数料が無料となっていますが、取引するたびにスプレッドコストが発生しています。
スプレッドコストとは |
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買値と売値の価格差のことをスプレッドといい、FX取引ではスプレッド分マイナスの評価額でポジションを保有することに。 スプレッドが広くなるほど取引が不利になってしまうため、FX口座選びではスプレッドコストが重視される傾向にあります。 |
では取引コスト・手数料の面で、外貨預金とFXとではどちらがお得なのでしょうか。
例として楽天銀行の外貨預金と楽天証券のFXサービス(楽天FX)で比較したところ、結果は以下の通りでした。
<米ドルを購入(米ドル/円で買い取引)>
外貨預金 | FX | |
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取引手数料・コスト | 片道25銭(1米ドルあたり) | 0.2銭 |
10米ドル取引時 | 片道2,500円 | 200円 |
上記のケースですと、外貨預金はFXの25倍の手数料となっており、取引手数料・コスト面ではFXの方が有利であると言えます。
取引資金(レバレッジ)
外貨を買って預け入れる外貨預金は、商品名が表している通り「預金」です。10万米ドルを買おうと思ったら、その時の為替レートを参照した日本円が必要になります。
例)1米ドル150円の時に10万米ドルを購入すると…1500万円(150×10万)が必要
一方のFXには「レバレッジ」という、預け入れた資金の何倍もの取引ができる仕組みがあります(国内のFX業者のレバレッジは最大25倍に決められています)。
たとえば10万米ドルを買う取引をFXでやってみましょう。
例)1米ドル150円の時に米ドル/円を10万通貨購入すると…60万円(150×10万÷25)が必要
同じ10万米ドルを購入するのでも、外貨預金の場合は1500万円の資金が必要なのに対し、FXでは60万の資金があれば同様の取引が可能になります。
FXの方が少ない資金で大きな取引ができるわけですが、レバレッジをきかせすぎると、資金を減らすペースも早くなるという点には注意が必要です。
金利の受け取り方
外貨預金は大きく分けて、期限の決まっていない「普通預金」と有限で金利が固定されている「定期預金」があります。
外貨普通預金の場合、金利(利息)は利払い日が毎月1〜2回あり、日割計算された利息が口座に振り込まれます。
外貨定期預金の場合ですと、満期時に元金と一緒に利息が外貨普通預金口座に入金されます。なお、基本的にはできないのですが、定期預金を途中で解約した際は中途解約用の利率(当初金利の10%が一般的)が適用されます。
一方、FXにも金利に似た利益があり、それをスワップポイントといいます。スワップポイントとは、取引する2つの通貨を発行している国同士の金利差によって生じる利益(もしくは損失)のこと。
たとえば、高金利のアメリカの通貨である「米ドル」を買い、低金利の日本の通貨である「円」を売る取引(米ドル/円の買い)を行うと、アメリカと日本の金利差に相当するスワップポイントを受け取ることができます。
スワップポイントはポジションを翌日に持ち越すと受け取る(支払う)権利が発生。ポジションを保有している限り毎日受け取り続けることになります。
受け取ったスワップポイントは、基本的に権利が発生してから2営業日後に取引口座に反映されます。
税金
外貨預金とFXはどちらも取引で出た利益に対して税金が課せられます。
FXの税率はシンプルなのですが、外貨預金は金利と為替差益それぞれに税金が課せられる点に注意。
外貨預金とFXの税金の違いを以下の表にまとめました。
外貨預金 | FX | |
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課税方式 | 金利:源泉分離課税 為替差益:総合課税 |
申告分離課税 |
税率 | 金利:20.315%(所得税15.315%、住民税5%)※ 為替差益:所得税5~45%、復興特別所得税、住民税5% |
20.315%(所得税15.315%、住民税5%)※ |
確定申告の有無 | ・利息分は確定申告不要 ・為替差益を含めた給与以外の所得が年間20万円を超えた場合(例外あり) ・損失時も確定申告した方がよい ・為替差損は他の黒字の雑所得と相殺可能 |
・FX取引の所得が年間20万を超えた場合(例外あり) ・繰越控除や損益通算をする場合 ・為替差益+スワップポイントー必要経費=FXの利益 ・損失の繰越控除が可能 ・その他の金融商品との損益通算が可能 |
※2037年末までは復興特別所得税が上乗せされる
税金に関する疑問点は、最寄りの税務署、税理士や公認会計士に相談しましょう。
取引・売買方法
売買の方法ですが、外貨預金とFXのどちらもリアルタイムの為替レートを見て注文を出す流れが基本です。
また、希望のレートに到達したら自動的に取引が実行されるサービス(予約注文)は、外貨預金とFXのどちらにもあります。
予約注文の名称、種類の例 |
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外貨預金:レート予約サービス FX:指値注文、逆指値注文など |
取引の特性上、FXには様々な予約注文の種類がありますが、「リアルタイムで取引する方法」と「取引を予約する方法」が基本であることに違いはありません。
取引や売買方法に関しては、外貨預金とFXにそれほど差はないといえるでしょう。
取引の時間帯
続いて取引の時間帯について。
外貨預金は、インターネットバンキングの口座なら基本的に平日24時間取引が可能です(土日、年末年始、システムメンテナンス除く)。ただし、銀行の店舗で手続きしたい場合は銀行の営業時間内に限られます。
FXの取引はインターネットを介して行うため、こちらも基本的に平日24時間取引できます(土日、年末年始、システムメンテナンス除く)。
インターネット取引という同じ条件ならば、外貨預金とFXとで取引時間帯に違いはさほどありません。
保全
保全とは、保護する、安全を保つといった意味合いがあり、ここでは銀行やFX会社の口座に預け入れてある資金の安全面のことを指します。
万が一、みなさんが運用する外貨預金やFX会社が破綻してしまった時に、大切な資金はどうなるのでしょうか。
外貨預金の場合 |
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銀行の普通預金や定期預金に適用される預金保険制度の対象外のため、破綻した金融機関の財産状況に応じて支払われることになります。相当にレアなケースとはいえ、すべてを失ってしまう可能性はゼロとは言い切れません。 |
FXの場合 |
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顧客の資金を守る仕組みとして信託保全サービスが用いられています。顧客の資産と自社の資産を分離して信託銀行に信託するという資金の管理方法になっているので、万が一FX会社が破綻しても資金は返ってきます。 |
保全面に関していえば、外貨預金よりFXの方が安全といえるでしょう。
損失リスク
外貨預金とFXではどちらが損失のリスクがあるでしょうか。
一般的に投機性が高いFXの方が損失するリスクは高いと思われますが、外貨の交換をするという点において生じるリスクは、外貨預金とFXのどちらも一緒です。
最も影響があるのが為替変動による損失リスクでしょう。大幅な為替差損を被ってしまうと、外貨預金、FXともに元本割れしてしまう可能性があります。
なお、口座に入れた資金以上の損失を被って借金してしまう可能性があるのはFXだけです。
外貨預金はあくまで預金なので、極端な話として1ドル150円の価格で預入した後に1ドル1円に暴落したとしても、払戻した口座には1円が残ります。想定される損失は「元本全額」止まりです。
一方のFXは、強制ロスカット(さらなる損失を防ぐために強制的にポジションを精算する仕組み。一定水準の損失に達すると発動する)が間に合わず、大きく離れた価格で決済されてしまったときに、資金以上のマイナスが生じてしまう可能性があります。
資金以上のマイナス、借金ができてしまうリスクがFXにあるとなると、外貨預金の方が損失リスクは低いといえるでしょう。
FXと外貨預金のメリットとデメリットを解説
外貨預金とFXを投資として捉えた時に、どのようなメリット・デメリットがあるでしょうか。魅力的な面に目が行きがちですが、デメリットについてもしっかり理解した上で選択しましょう。
FXのメリット:レバレッジを活用でき資金効率が高い
FX最大のメリットはレバレッジを効かせた資金効率のよい取引ができることでしょう。
「取引資金(レバレッジ)」のところでも説明しましたが、外貨預金とFXで同じ取引をした際の資金効率の違いを再掲します。
<1米ドル150円の時に10万米ドルを購入(米ドル/円の買い注文)するのに必要な資金>
FX | 外貨預金 | |
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計算式 | 150円×10万通貨÷25(最大レバレッジ) | 150円×10万通貨 |
必要な資金 | 60万円 | 1,500万円 |
外貨預金だと1500万円の資金が必要な取引を、FXでは60万円の資金があれば取引が可能になります。FXが「少ない元手で大きく増やせる」と言われる由縁はこのレバレッジにあるのです。
ただしレバレッジが最大25倍近くになってしまう取引だと、ちょっとしたレートの変動で強制ロスカットになってしまいます。ハイリスク・ハイリターンな取引ばかりだと、1回の失敗が命取りになるかもしれません。
メリットとデメリットが表裏一体であることはFXをする上で必ず意識しておいてください。
FXのメリット:為替差益を狙うチャンスが多い
収益の機会、特に為替差益を狙うチャンスは外貨預金よりもFXの方が明らかに多いといえるでしょう。
FXには通貨を買う注文だけでなく、売りから入る注文もあります。
つまり相場が上昇していようが下降していようが、どちらかに動いてさえいれば取引の機会になるのです。
円安・円高のどちらの局面でも利益を狙えるわけですが、狙える回数の多さが利益の大きさに繋がるとは限りません。いつでも取引できそうに見えるせいで、つねに取引していないと気が済まない症状(俗に言うポジポジ病)に陥ってしまう失敗例もありますので気をつけましょう。FXのメリット:自分に合ったスタイルで取引できる
外国為替市場は世界のどこかで必ず動いているため、FXは平日なら24時間取引が可能です。FXの取引は自由度が高いのが特徴で、取引する時間帯も、取引する数量も、ポジションを建てるタイミングも、保有中のポジションを手放すタイミングも、すべてが自由。
たとえば、朝の通勤電車での移動中に、夫と子供を送り出した朝9時すぎから、仕事から帰宅してから就寝するまでの間など、生活サイクルを崩さず隙間時間に取引することができるのです。
ちなみにFXの取引スタイルはポジションの保有時間の違いで分類されています。あなたはどのスタイルで取引してみたいですか?
スキャルピング | 短い場合は数秒で決済、長くても数分程度で決済するスタイル。1日に数回、数十回と繰り返して利益を狙う。 |
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デイトレード | 日をまたいでポジションを保有せず、長くてもその日のうちにポジションを決済するスタイル。 |
スイングトレード | 数日から数週間程度保有し、1回の取引で大きな値幅を狙っていくスタイル。 |
ポジショントレード | 長期的なトレンドを予測したスタイル。一般的に短くて数週間、長い場合はポジション保有期間が数年に及ぶ。スワップポイント投資もこちら。 |
自動売買 | 取引ルールをプログラムしたシステムが自動的に売買を繰り返す取引方法。分析や取引に時間を割きたくない人向き。 |
FXのデメリット:証拠金以上のマイナスが出る可能性がある
「損失リスク」で先述したとおり、通常とは異なる状態でロスカットが発動した時に、ロスカット値(ロスカットされる価格)と実際に注文が通った価格に大きな乖離があると、口座に入れてある資金以上のマイナスが生じる可能性があります。
ロスカット値から解離して約定するケース |
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・相場の急変時 ・週末の終値と月曜日の始値が乖離した場合 ・メンテナンスの開始前の価格と終了後の価格が乖離した場合 など |
相場が急変動した事例ですと、有名なところでは2019年1月3日早朝に起こったフラッシュクラッシュがあります。米ドル/円がわずか5分で4円急落しました。
また、最近では24年ぶりとなる円買いドル売りの介入(為替介入)が記憶に新しいところ。10月21日深夜に為替介入があった翌週、10月24日早朝にも約5分で3円ほどの急落がありました。
証拠金以上の損失を出さないようにするには、証拠金維持率に余裕を持たせた取引を行う、損切りの予約注文を入れて二段構えにしておく、などの対策をとるとよいでしょう。
外貨預金のメリット:投資した金額以上のマイナスになることはない
続いて外貨預金のメリットとデメリットを解説します。
外貨預金のメリットとしては、口座に預入した金額以上の損失が発生しないことが挙げられます。
元本割れのリスクはあるものの、大きな損失を出す可能性が低く、資金以上の損失が出ない。大きな元手で手堅い投資をしたいのならFXより外貨預金の方がいいかもしれません。
外貨預金のデメリット:投資効率としてはFXに劣る印象
外貨預金とFXを比べると、投資効率に大きな差があります。
「少ない資金で利益を出せる可能性があるか」という点で比べてみると、レバレッジの有無、手数料の違い、取引機会の豊富さなどから、FXの方が優れています。
もしもあなたが「数十万円の資金で毎月1〜10万円稼ぎたい」と考えているなら、FXの方が向いているといえるでしょう。
FX取引と外貨預金を行った場合の実例を紹介
外貨預金とFX取引を同じ資金、同じ条件で取引した場合、利益と損失はどのようになるでしょうか。
米ドル/円が100円の時に10万円を使った取引結果をご覧ください。
(※2022年の円相場とは異なりますが、計算結果がわかりやすいように1米ドル100円の価格としています)
外貨預金 | FX | ポイント | |
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米ドル/円が100円の時に10万円分購入 | 10万円÷100円=1000米ドルを購入 | 10万円÷100円×レバレッジ10倍=1万米ドルを購入(買い注文) | FXではレバレッジを効かせるとより大きな取引が可能。 |
【円安方向】 米ドル/円が101円になった場合 |
円に払戻すると、1000米ドル×1円=1000円の利益になる。 | 決済すると、1万米ドル×1円=1万円の利益になる。 | ・1米ドルあたりの利益の求め方 決済時の価格-取引開始時の価格(101-100=1円) |
【円高方向】 米ドル/円が99円になった場合 |
円に払戻すると、1000米ドル×▲1円=1,000円の損失になる。 | 決済すると、1万米ドル×▲1円=1万円の損失になる。 | ・1米ドルあたりの利益の求め方 同上(99-100=-1円) |
外貨預金と比べてFXの損益は10倍の違いとなりましたが、これはレバレッジを10倍(購入する米ドルを1万ドル)として算出したため。仮にレバレッジを2倍(購入する米ドルを2000ドル)にした場合、損益比も2倍に変わります。
レバレッジは資金と取引する量のバランスで変わり、「資金量と同額の取引」に近づけば近づくほどレバレッジは下がります。
FXには「リスク覚悟で大きなリターンを狙う」というイメージも強いですが、そういった取引をしたくなければ、外貨預金並みにローリスクの取引をすることも可能です。
FX初心者におすすめのFX口座3選
外貨預金とFXを比較した上で「自分にはFXの方が向いていそうだ」と思ったのなら、次にやることはFX口座の開設です。
ここではFX初心者にも向いているFX口座を3つピックアップしたので、「どれを選んだらいいのかわからない」という人は、この中から選んでみてはいかがでしょうか。
またFXおすすめ口座の記事では人気のFX口座も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
GMOクリック証券
GMOクリック証券のFXネオ口座は、ネット証券大手のFXサービスです。2023年3月時点でFX口座数78万以上となっており、ユーザーに支持されている実績としては申し分なしといえるでしょう。
米ドル/円、ユーロ/円(原則固定)をはじめ多くの通貨ペアで低スプレッドを提供。高金利通貨のスワップポイントも高水準です。
また最小取引単位が2022年10月より1000通貨に。少額資金でFXを始めたい人にとっても向いているFX口座に変身しました。
公式サイトはこちらSBI FXトレード
SBIグループのSBI FXトレードには、2つの魅力あります。それは、最小1通貨〜最大1000万通貨まで対応している取引単位と、業界最狭水準のスプレッド。
大口取引をやりたい人にも向いていますし、最小取引単位の「1通貨」というのは業界最小なので、少額取引でFXの経験を積みたい人にもおすすめ。
スプレッドは2022年10月1日にルールの見直しが入りましたが、業界最狭水準であることに変わりはありません。
取り扱われている通貨ペアは34種類と豊富。ウォン/円やスウェーデンクローナ/円など珍しい通貨ペアの取引も可能です。
公式サイトはこちら楽天FX
こちらも大手ネット証券の一つ、楽天証券のFXサービスです。
楽天FXには一般的な裁量取引用の「楽天FX口座」に加えて、世界中で人気のあるチャート分析ツールのMT4が使える「楽天MT4口座」があります。どちらも高水準のサービスとなっており、初心者からベテランまで満足できるスペックといっていいでしょう。
また、楽天FXには楽天経済圏で生活している人におすすめなサービス「ハッピープログラム」があります。
これは楽天銀行の優待プログラムで、楽天FXで10万通貨取引するごとに楽天ポイントが1ポイント貯まっていきます(要申込み)。貯めたポイントは楽天グループのサービスで使うことができます。
公式サイトはこちら外貨預金初心者におすすめの会社3選
続いて、外貨預金におすすめの銀行もご紹介します。
ここまでの解説で「自分には外貨預金の方が向いていそうだ」と感じた人は、以下の銀行から始めてみてはいかがでしょうか。
ソニー銀行
「2022年 オリコン顧客満足度調査」外貨預金部門において3年連続で総合1位を獲得しています。
外貨普通預金・定期預金ともに12種類の通貨を取り扱っており、為替コストは優遇プログラムのステージが上がるほどお得になる仕組みです。 公式サイトはこちら住信SBIネット銀行
スマホアプリであらゆる銀行の手続きができる住信SBIネット銀行の外貨預金。低い為替コスト、好金利(特別金利も豊富)なことに加えて、スマホアプリの使い勝手の良さが魅力。外貨普通預金と定期預金のどちらでもリアルタイム注文に加えて指値注文が可能です。
公式サイトはこちらGMOあおぞらネット銀行
GMOあおぞらネット銀行最大の特徴は、為替コストの低さ。
米ドル4銭、ユーロ11銭、豪ドル15銭、NZドル14銭(いずれも片道)と取り扱っている通貨のほとんどが業界最低水準となっているので、シンプルにお得なところで外貨預金を探しているのならおすすめ。
ちなみに、GMOあおぞらネット銀行では親権者同意の下で未成年者(満13歳以上18歳未満)も外貨預金取引ができます。
公式サイトはこちらFXと外貨預金に関するQ&A
FXは外貨預金の代わりになりますか?
世の中では「FXはハイリスク」というイメージもありますが、それはレバレッジの高い取引をしている場合です。レバレッジなし(1倍)の取引であれば、実質的に外貨預金とほぼ同じであり、ローリスクで運用をすることが可能です。
FXと外貨預金ではどっちを選んだ方がいいですか?
この記事で解説しているとおり、何を重視するかによって決まります。手数料の安さ・利益を出す機会の多さ・投資効率の良さなどを重視するのであれば、FXの方が向いているでしょう。
一方、「預け入れた資金以上のマイナスが出ない」という部分を重視するのであれば外貨預金が向いています。
円安が進む中でFXと外貨預金ではどっちを選んだ方がいいですか?
2022年10月現在、円相場は円安のトレンドが継続していますが、この流れが継続するのであれば、FXでも外貨預金でも利益を出すことができるでしょう。
ただ外貨預金は「円安方向に動いた場合」でしか利益を出せないので、もしも相場が反転し円高方向に動いた場合は、元本割れになる可能性もあります。