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ポンド円のスプレッドが大きい理由を特徴をもとに解説
なぜポンド円のスプレッドは大きいの?
参考:GMOクリック証券 *スプレッドは原則固定
ポンド円取引はドル円や豪ドル円と比較してスプレッドが大きい傾向があります。
スプレッドが大きくなる理由はいくつか考えられますが、その一つが変動幅が大きくなる可能性が高いこと。 変動する幅が大きいと、FX会社のカバートレードにもズレが生じる可能性が高くなってしまいます。
そのリスクを抑えるために、FX会社は変動幅の大きい通貨でスプレッドを大きめに設定する傾向があるのです。
ポンド円の変動幅が大きい理由は大きく分けて2つあります。
- ボラティリティー(価格変動)が激しい
- 1ポンドあたりの価格が高い
ポンド円は、ドル円やユーロ円に比べて流通量が少ないため、ボラティリティーが高くなっています。流通量とは、ポンドを買いたい人と売りたい人の多さで決まります。売買に参加する人が少なくなればなるほど、買いたい人と売りたい人のマッチングが難しくなるため、価格変動が激しくなってしまいます。
もう一つの理由は、1ポンドあたりの価格です。ドル円が1$=108円、ユーロ円が1€=121円に対して、ポンド円は1£=134円です。 100円の通貨が1%動けば1円の変動ですが、150円の通貨が1%動くと1.5円動くことになります。つまり同じ変動率であっても、通貨によって動く金額が大きくなります。ドル円やユーロ円よりも、通貨あたりの価格が高いポンド円は、価格変動の幅が大きくなることが多いです。
ポンドという通貨の特徴を知ろう
ポンド円の特徴3つ
- 1日の価格変動が大きい
- 利益を期待できるがその分損失リスクも大きい
- 主要通貨である米ドルやユーロ、経済指標の影響を受けやすい
1日の価格変動が大きい
EUからの離脱で注目を浴びたイギリスは、「イングランド」「ウェールズ」「スコットランド」「北アイルランド」の4つの非独立国から構成されている連合国です。イングランドの首都ロンドンは世界三大金融市場のひとつである金融センターの「シティ」があることでも有名です。
また、ポンドが基軸通貨だった名残りとして、世界的規模の証券会社や銀行などの多くがロンドンの金融センター「シティ」にあります。そのため今でもロンドンを中心として、世界の金融市場が動くことが度々見られます。
メジャー通貨の一つであるポンドは他の国の通貨に比べて円の価格が1単位あたりで大きいため価格変動が激しいとされています。短期的に相場の動きが激しくなる場合があるので注意することが大切です。
利益を期待できるがその分損失リスクも大きい
上記のように価格変動が激しいため利益を得る機会が多いととらえることもできます。しかし、その分損失を被る可能性も多くなってしまいます。
損失を抑えて利益を増やすには、相場を理解し、ニュースなどの情報を見逃さないことが重要となってきます。
主要通貨である米ドルやユーロ、経済指標の影響を受けやすい
皆さんがポンド円にチャレンジして利益を出すにはテレビや新聞、インターネットなどでイギリス国内の情勢や経済情勢、イベントや突発的にポンドに影響を与える経済指標を判断材料として、しっかり情報収集することが重要です。また地政学的にアメリカやヨーロッパの影響も受けやすいので、そうした情報の収集も重要です。
イギリス国内の主な指標としては、下記の表の内容などが挙げられます。そして、これらの指標がいつ発表になるのか、また結果はどのように予想されているのかを押さえておくことが大切です。
【ポンドに影響を与える経済指標と発表時期】
※みんなのFX「経済指標カレンダー」も参考にしてください。
イギリスの今後の見通し
引用:2023年4月12日 BBC イギリスの成長率見通し、G20で最低に=IMF
今年は長引くロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格の高騰や高いインフレ率によって2023年は‐0.6%のマイナス成長になると予測されていました。しかし、4月から6月のGDP伸び率は+0.2%となっており回復の兆しを見せてもいます。ポンド円で取引を始める人はこれらのマーケットの情報を頭に入れながら取引をすることが重要です。
ポンド円のスプレッド10社比較
ここではポンド円のスプレッド一覧をメインに10社の中からどの会社が良いのかを比較してみました。これからポンド円で取引を始める中級者の方も、FX口座を作るのも初めてという初心者の方もぜひ参考にしてみてください。
スプレッド* |
取引単位 |
収集力 |
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0.9銭(原則固定) | ||||
0.9銭 | ||||
0.9〜2.3銭 | ||||
※SBIFXトレード以外は全て原則固定、例外あり
※2024年11月時点
*1 パートナーズ FX nanoで5万通貨(期間:2024年4月22日~4月30日、対象時間帯:8:00~翌4:00)までの取引時の数値
上記の比較表からポンド円の取引におすすめの、「Money Partners」「SBI FXトレード」「外為どっとコム」について、ポンド円のスプレッド以外の点についても詳しく紹介します。
スプレッド最狭なら「Money Partners」
スプレッドが最狭のFX会社!
「Money Partners」は、人気5通貨ペアのスプレッドを0.0銭からに設定しているFX会社です。
◎ メリット× デメリット・最狭水準のスプレッド ・他社にはない連続予約注文が可能! ・システムが安定している |
・スマホアプリが使いにくい ・スキャルピングをすると口座凍結のリスクがある |
メリット:9:00~翌3:00の間はスプレッドが0.0銭で取引できる
ポンド円なら9:00~翌3:00の間は0.0銭で取引ができます。3:00~9:00の間も0.9銭という業界トップクラスのスプレッドの狭さで取引をすることができます。
5,000通貨までという制限はありますが、手数料をかけずに取引ができるのはとても魅力的ではないでしょうか。
デメリット:スキャルピングをすると口座が凍結されるリスクがある
スキャルピングをするとMoney Partnersから口座を凍結される可能性があります。ネットの評判でも口座を凍結されたという報告が複数上がっています。短期トレードには向いていないでしょう。
スキャルピングをしたい場合はほかの会社を検討するのがおすすめです。
(2023年7月末時点) |
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*1 パートナーズ FX nanoで5,000通貨までの取引時の数値
Partnersで口座開設(無料)1通貨から取引できる「SBI FXトレード」
スプレッドが狭いFX会社・1通貨から取引が可能!
「SBI FXトレード」は、業界で唯一、最小取引単位を1通貨からに設定しているFX会社です。
◎ メリット× デメリット
・1通貨単位から取引可能! ・ドル円やユーロ円など主要スプレッドが16社の中で1番狭い ・ポンド円のスプレッドも外為どっとコムに次ぐ業界最狭水準の狭さ ・ネット金融大手のSBIグループの高い約定力 |
・システムトレードができない ・高性能だが慣れるのに時間がかかる取引ツール |
メリット:超少額取引と取引コストが低いことが強み
SBI FXトレードは1通貨単位から取引が可能です。他のFX会社では、最小取引通貨単位が1万通貨単位か1,000通貨単位というところですが、SBI FXトレードの場合にはなんと1通貨単位で取引することが可能です。これは、1ドル100円の場合、最大レバレッジ25倍を適用すると、約4円の証拠金からトレードができる計算になります。
取引通貨数も34ペアあるので、メジャー通貨ペアのポンドドルからマイナー通貨ペアの南アフリカランド円まで自分に合ったペアを見つけることができます。
ポンド円を1~100万通貨取引した時の基準値も0.9銭と、外為どっとコムに次ぐ業界最狭水準で提供されており、ポンド円狙いの方にもおすすめです。
高い約定率も魅力の1つで、SBIのFX口座利用者からの評価も高いものとなっています。自己資本比率も1,000%を超えています。SBI FXトレードではシステム稼働状況やスリッページ実績値をHP上で公開していますので、口座開設を検討する際には合わせて確認することが可能です。
デメリット:自動売買ができない
SBI FXトレードではシステムトレード(自動売買)ができません。メンタルに左右されず機械的に売買ができることが魅力のシステムトレード。「システムトレードをやってみたい・興味がある」といった人には注意が必要です。
また、新しくバージョンアップした取引ツール、リッチクライアント版「Rich Client Next」は、中級~上級者で多くの情報を見ながら取引をするトレーダーにとって使いやすい機能を多く追加した、プロ向けの取引ツールです。初めてFXを始める人にとっては注意が必要です。
(2020年3月末時点) |
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※1~1,000,000通貨を取引した場合の基準値
SBI FXトレードで口座開設(無料)
少額取引なら「外為どっとコム」
初心者に嬉しいサービスが充実
「外為どっとコム」では自社でシンクタンクを設立しているくらい情報面でのサポートに力を入れています。FX初心者にとって大きな不安要素でもある情報収集がスムーズにできることが一番の特徴です。
◎ メリット× デメリット
・ポンド円のスプレッドが業界最狭水準0.9銭* (原則固定 ※例外あり) ・情報量が豊富 ・FX投資について学べる ・全30種類のFX通貨ペア ・Macで使える取引ツールがある ・多様な注文方法がある ・Apple Watchとの連携が可能 |
・アプリでチャートを1画面でしか表示できない ・スキャルピング(短時間での売買)が推奨されていない |
メリット:豊富な情報量と取り扱いペア数が多いことが強み
外為どっとコムは「外為どっとコム総合研究所」(外為どっとコム総研)を設立し、さまざまなニュースやレポートを発信しています。為替の時事情報だけでなく、FXや投資全般について学べるコンテンツも展開。スマホアプリからも閲覧可能です。
取引通貨ペアは全部で30種類。マイナー通貨も取り扱っていて、メキシコペソ/円、人民元/円、ドル/トルコリラといったスワップ運用を狙える通貨ペアも揃っています。 スプレッドはポンド/円0.7銭、ドル/円0.2銭、ユーロ/円0.4銭*1、豪ドル/円0.5銭*1、ユーロ/ドル0.3pips*1で提供。
* スプレッドは原則固定(例外あり) *1キャンペーンスプレッド。詳細は公式HPをご確認ください。
デメリット:スキャルピングが禁止されている
外為どっとコムのデメリットとなるのがスキャルピングが禁止されている点です。
外為どっとコムの規約では、『短時間に、頻繁に行われる取引であって、他のお客様または当社のシステムもしくはカバー取引等に著しい悪影響を及ぼす行為』について『契約約款等に基づく契約の解除や取引に制限を実施することができる』という記載が。スキャルピングをすると取引を停止されてしまうリスクがあります。