iPhoneで取引できる大手3社を紹介
PCと比べてiPhoneのスマホアプリを使うメリットはなんといっても相場への反応の速さです。 FXは24時間レートが動いているのでいつチャンスが来るのかわかりません。そんなチャンスにiPhoneアプリで取引していれば、外出先でもどこでもトレードをすることが可能であり、チャンスを逃がしません。
本記事で紹介するiPhoneで取引できるFX会社は、GMOクリック証券、DMMFX、ヒロセ通商の3社です。
以下それぞれの特徴を紹介していきます。
GMOクリック証券
まずGMOクリック証券について。
GMOクリック証券は、取引高世界第1位を達成している大手のFX会社です。()
GMOクリック証券のiPhoneに対応しているスマホアプリは「GMOクリック FXneo」です。
「GMOクリック FXneo」は、大手のスマホアプリということで多くの人に愛されているのがわかる、あらゆる面において高次元でバランスのとれたアプリです。
「GMOクリック FXneo」の魅力は大きく2点あります。それがテクニカル分析と注文機能です。
GMOクリック証券の豊富なテクニカル分析
「GMOクリック FXneo」はテクニカル指標が豊富です。トレンド系は、単純移動平均線、指数平滑移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表、スーパーボリンジャー、スパンモデル、平均足の7種類の表示が可能です。
特に、平均足をiPhoneアプリで利用できるところは少ないです。
こういった高度なテクニカル分析を利用できる点がGMOクリック証券で取引をするメリットです。
そして、それぞれパラメーターを自由に変更することが可能です。スマホのチャートでは設定値はデフォルトのままというFX会社もあるので、この機能はより柔軟なトレードを可能にします。
さらに、オシレーター系のテクニカル指標は、MACD、RSI、DMI/ADX、ストキャスティクス、RCIの5種類の表示が可能です。
こちらもトレンド系と同じく設定値を自由に変えることが可能です。
その他、平行ライン(チャネルライン)や水平ライン、フィボナッチリトレースメントなどのラインを描画することも可能です。
瞬時に約定する「GMOクリック FXneo」のスピード注文
GMOクリック証券のiPhoneアプリ「GMOクリック FXneo」では、スピード注文が大変優れています。
まず「スピード注文チャート」という機能があり、この機能を使えばチャートを見ながら素早く注文を行うことが可能です。
従来は短期トレードはどうしてもパソコンが必要でしたが、このアプリによりiPhone1台で十分対応できるように進化しました。
最後に、GMOクリック証券の親会社はGMOインターネット株式会社というIT企業であるため、「GMOクリック FXneo」のシステムは安定しています。
そのため、iPhoneのアプリながらPCのアプリケーションと同様にシステム障害などにも強いです。システム障害などを気にせず取引ができるでしょう。
GMOクリック証券では、IT系のFX会社が作ったアプリを使うことができ、そのアプリは見やすさやシステムの安定性にも定評があります。
DMMFX
次に紹介するのは、DMMFXのiPhone向けアプリです。
DMMFXは月間取引高がGMOクリック証券に次ぐ世界2位の規模を誇るFX会社です。芸能人をつかったテレビCMも積極的に行っており知名度が高いのが特徴です。
DMMFXのiPhoneアプリは「スマートフォンアプリDMMFX」です。このアプリの魅力は2点あり、約定力に優れている点とユーザーファーストな機能が充実している点です。
約定力に優れた「スマートフォンアプリDMMFX」
特に早朝や相場変動時など、他社ではスプレッドが大きくなってしまうような時間帯でも、DMMFXでは安定したスプレッドで提供しているため、iPhoneでも問題なく注文が通ります。口座開設は無料でできるため、メインの口座に限らず予備口座として使うこともできるでしょう。
また、注文機能も優れています。
「スマートフォンアプリDMMFX」のスピード注文は画面が押しやすく、ワンタッチで注文することが可能で操作性に優れています。 一括決済もスマホ上でできるので、場所を選ばずスピーディーな取引ができます。
ユーザーファーストなアプリ製作
ユーザーファーストに優れている点として「ポップアップ機能」「両建ON/OFF機能」「売買比率の確認」
ポップアップ機能
「ポップアップ機能」は、あらかじめ設定したレートに到達すると、アプリを起動していなくてもスマートフォンの画面上にポップアップで通知される機能です。
こちらはレートアラートだけではなく、経済指標アラートにも対応しており、経済指標の重要度と通知時刻を設定すると、 指標発表前にポップアップで通知されるので外出先でも取引チャンスを逃すことがありません。
両建ON/OFF機能
この機能を使うことで両建をするかしないかを選択することが可能です。
両建てとは、同じ通貨ペアにおいて売りと買いの両方のポジションを持つこと。片方の含み益は片方の含み損で相殺されてしまうので意味がないように見えますが、場合によっては使える機能です。
たとえば1ドル=100円の時に10万ドルを買い、1ドル=101円まで円安が進んでいる状態のとき。「長期ではさらに円安になるが、短期的には円高になる」と考えた場合に、初めに買った10万ドルを持ったまま、1ドル=101円で5万ドルを売ることができます。
売買比率の確認
この機能もユーザーファーストといえます。「売買比率の確認」は、注文比率と人数比率で、各通貨ペアの「買いと売りどちらがどのくらいのパーセンテージなのか」を知ることができます。
FX取引は相対取引であるため、このような比率はなかなか知ることができない貴重な情報です。
DMMFXの注意点
DMMFXはスキャルピング(短時間での取引を繰り返し行う行為)の超短期売買には厳しいことです。
スピード注文が利用しやすいと言っても、スキャルピングを常に行っていると強制解約をされてしまう場合があるそうです。
一度口座解約をさせられたら、二度とDMMFXでは口座開設ができないのが一般的なので注意しましょう。
しかし、特に仕事をされている方であれば、仕事中にずっとチャート画面を見ているわけにもいかないため、比較的自由に時間を使える学生や専業主婦を除けば、そこまで心配することではありません。
ヒロセ通商
最後にiPhoneアプリで紹介するのはヒロセ通商です。
ヒロセ通商といえば2016年3月に上場している業界でも有名な会社で、上述のDMMFXとは対照的に「スキャルピングOK」と正式に謳っている数少ないFX会社です。そのため、アプリのスペックも加味して、スマホアプリもスキャルピングがしやすいと評判です。
そんな「LION FX iPhone専用アプリ」で特徴として取り上げるポイントは3点です。
それが、「注文方法が充実している」「テクニカル分析機能が充実している」「トレードの分析機能がある」点です。 以下それぞれ解説します。
充実した注文方法
「LION FX iPhone専用アプリ」は注文方法が充実しており、特徴的な3つの注文方法をご紹介します。
クイック注文
この注文方法を使えばワンタップで新規決済を問わず売り買いが可能で発注をスピーディーに行うことが可能です。
特にスキャルピングという、数秒間~数分間のみ保有する超短期売買を行う際に使われることが多いでしょう。
時間指定注文
これは、指値や逆指値などの価格を指定して注文をするのではなく時間を指定して注文を行うという注文です。
FX業界でもめずらしい注文方法と言えるでしょう。
金額指定全決済機能
これは、評価損益の合計が設定金額になったら保有しているポジションすべてを成行決済するという注文方法です。
たとえば、ドル円やユーロ円など複数の通貨ペアを持っているとします。
その後、合計が10,000円になったら決済するという注文方法です。
充実したテクニカル分析機能
ヒロセ通商の「LION FX iPhone専用アプリ」のチャートはシンプルですが、かなり高機能なチャートです。
特にトレンド系の種類が豊富です。単純移動平均やボリンジャーバンドはもちろん、スーパーボリンジャーやスパンモデルの描画も可能です。
そして、トレンド系を最大3つまで設定することが可能な点が特徴的です。もちろん各パラメーターの変更が可能で、なんと色や線の種類まで変えられ、スマホとは思えない自由度の高さを誇ります。
オシレーター系もストキャスティクス、RSI、MACDと汎用的な9つの分析を備えています。
チャートは最大で4分割まで表示が可能で、もちろんチャートを見ながら注文をすることもできます。 外出先でもテクニカル分析をしながらスキャルピングが可能です。
トレード分析機能
「LION FX iPhone専用アプリ」には、「LION分析ノート」という機能が備えられています。「LION分析ノート」とは、過去の取引データをもとに自分の取引を分析してくれる機能です。
具体的には損益の時系列グラフや損益の比率などのデータを確認することが出来ます。 FX取引は独りよがりなトレードに陥りやすいのでこういった客観的なデータをもとにアドバイスをしてくれるサービスは自身のパフォーマンスを大きく向上させるキッカケにもなります。
ヒロセ通商は多彩な注文方法に加えて、自分好みにカスタマイズできるチャート、過去の自分のトレードを分析できるLION分析ノートなどが使えるFX会社です。
この記事のまとめ
いかがだったでしょうか。このページでは、FXを始めるにあたって、iPhoneアプリを有するFX会社をご紹介しました。
チャート画面を中心に各社の特徴が出ているところの画像をピックアップ載せてあります。アプリの使い勝手は見やすさや直感で操作できるかが肝心となるため、その画像を参考に口座開設するFX会社を決めてみてください。