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FXの少額取引は1通貨から始められるが、おすすめしない理由
FXは少額から始められる点が1つの特徴で、中にはSBI FXトレードや松井証券FXのように1通貨(100円程度)から始められる会社もあります。
レバレッジの仕組みについて知識のある方はこの章は読み飛ばして大丈夫です。
この章でわかること
- FXが少額から始められる仕組み
- 「最低5〜6円から始められる」という売り文句の真相
- 1通貨から取引するのはあまりおすすめしない
FXが少額から始められる秘密はレバレッジの存在
FXが少額から取引ができる理由は、レバレッジにあります。
レバレッジはFXが持つ大きなメリットのひとつで、このレバレッジの利用により少額での投資が可能になります。
例えば円相場が1ドル=140円のとき、普通に考えると1,000通貨(つまり1,000ドル)を取引するためには14万円が必要です。
しかし、レバレッジを効かせることによって、これよりも少ない資金で取引ができるのです。
米ドル/円を1,000通貨取引※するときの資金とレバレッジの関係
- 資金14万円:レバレッジなし(1倍)
- 資金7万円:レバレッジ2倍
- 資金3万円:レバレッジ4.7倍
- 資金1万円:レバレッジ14倍
- 資金6,000円:レバレッジ23.3倍
※:1ドル140円の場合
日本ではレバレッジ25倍までの取引が可能なので、6,000円の資金があれば1,000ドル分の取引ができることがわかるでしょう。
ただしレバレッジがあまりに高すぎると、相場が思惑と逆の方向に進んだときにすぐ強制ロスカットされてしまいます。
そのため、初心者はレバレッジを5〜10倍程度に抑えておくのがおすすめ。
そう考えると、1,000通貨を取引するための現実的な資金の目安は約3万円ほどということがわかります。
自分の場合、まずは50,000円を入金し、0.5lotから始めました(レバレッジ10倍程度)
FXが最低5〜6円(1ドル140円程度の場合)から始められると言われている真相
「いろいろなサイトだと最低約5〜6円で始められるって書かれているけど、どういうこと...?」
このような中途半端な金額になっているのは「レバレッジ」をかけた場合の最低取引金額となっているためです。
文章だけだと、わかりづらいかもしれないので図でわかりやすく説明します。
ここでは「1ドル140円」の想定で最低取引金額の目安を算出しているため、値動きすれば最低取引金額は変動します。
あくまで「最低金額」のため、取引はできるもののリターンがあまり期待できないのが正直なところです...。
「1通貨でもいいからFXに慣れるためにまずは始めたい!」という方は1通貨から取引できるFX口座を選ぶと良いでしょう。
1通貨から取引するのはあまりおすすめしない
実際に50,000円からFXを始めてみて気づきましたが
本気で利益を出したいのであれば、1通貨から取引することはあまりおすすめできません。
↑こちらは実際の取引画面ですが、1lot(1,000通貨)を取引するための必要証拠金は、その時のレートでざっくり6万円ほどです。
記事の冒頭でも紹介しましたが、私の場合「0.5lot×レバレッジ10倍程度」で取引して、やっと1日1,000円ほどの利益(それでも嬉しい)。
そのため、1通貨から取引できる=少額FXにおすすめとは正直言い難いのが現状です。
100円程度でFXを始められるって最初はすごいと思ったけど、冷静に考えたら大して利益にならないじゃん...。
少額FXの4つのメリット!まずは3〜5万円から始めてみよう
少額でFXを始めるなら、まずは3〜5万円で取引することをおすすめします。
本気で利益を狙いたい人なら、1,000通貨から取引するのが良いですね。
いきなり1,000通貨から始めるのに抵抗がある人は、100通貨から取引できるFX口座を開設して実践練習してみましょう。
少額FXのメリット
- 高額取引と比較して損失の金額が少なくなる
- 損益金額的に心理的な余裕を持ちやすい
- FXの実践経験を積むことができる
- 分散投資がやりやすい
メリット(1)高額取引と比較して損失の金額が少なくなる
FXに限らず、少額での投資は利益額が少なくなる一方で損失額も少なくなります。
以下の図のように100pips(※)の値動きにより損失が発生した状況で比べてみましょう。
※pipsとはFXの値動きの単位のことで、ドル円であれば100pipsは1円に相当します。
1万通貨でポジションを保有している場合、100pips相場が逆方向に進めば1万円の損失となりますが、1,000通貨であれば損失は1,000円で済みます。
単純に投資額が10分の1なので、損益がいずれも10分の1になるわけです。
初心者は、まず少額取引で、「この金額で、この程度の値動きが出れば、この位の損失を被る(または利益を獲得できる)」と言うことを体感することが大切です。
その後、経験を重ねた上で、徐々に金額を増やしていくといいでしょう。
メリット(2)損益金額的に心理的な余裕を持ちやすい
プロスペクト理論をご存じでしょうか。
これは人間心理の弱さを理論化したもので、投資経験者なら、大多数が経験したことのある感覚です。
簡単に言うと、わずかに利益が出ている段階で利益確定をしてしまったり、逆に含み損が出ている時は損失確定を嫌って塩漬けにしてしまうといった現象を説明したものです。
これらは、投資家の心の中にある「損をしたくない」という恐怖心がそうさせると言われています。FXで勝てない人の理由の一つには、このプロスペクト理論もあります。
高額取引をしているとこの恐怖心が大きくなり、あせって利食いをしたり塩漬けにしてしまったりという行動をしてしまいがちですが、少額取引であれば「負けても大したことではない」との余裕が生まれ、あらかじめ自分で想定していた利食い・損切りの取引がしやすくなります。
初心者は本格的な金額でFX取引をする前に、少額取引で、「利食いと損切りのラインを事前に設定し、到達したらためらわず実行する」という習慣をマスターしておくことはとても有意義です。
メリット(3)FXの実践経験を積むことができる
FXに限ったことではありませんが、投資は経験が重要です。勉強によって学べることもありますが、やはり経験に勝るものはありません。
たとえ少額であっても自分のお金を使って経験すると身に付くものがまるで違います。
経験の中でも特に大事なのが、失敗です。
失敗から学び、同じ失敗をしないように勉強を積んでいくと、思わぬ大きな失敗(損失)を避けることが可能になります。
損失した時は授業料と思うぐらいがちょうどいいです。
これを大きな金額でやってしまうと、そのまま資金が底をついてFXからの退場を余儀なくされる恐れもあります。
FX会社の外為どっとコムも少額からの取引で経験を積むことをおすすめしています。
FXは適切な取引経験を多く積むことが上達の第一歩です。必要な習熟を重ねるためにも取引経験を積みやすい少額からの取引を始めましょう。
メリット(4)分散投資がやりやすい
分散投資は、投資のリスク管理の基本。「卵は一つのかごに盛るな」という格言もあるほどです。
「卵は1つのかごに盛るな」という格言
1つのかごにすべての卵を盛ってしまうとそのかごを落としたときに全ての卵が割れてしまいますが、異なるかごに少しずつ盛っておけば1つのかごを落としてしまっても残りの卵は無事という教え。
FXでももちろん、リスク分散はとても重要です。
ドル円、ユーロ円、ポンド円の中から、好きな通貨に投資できたと仮定しましょう。
かつて「ブレグジット」といってイギリスが住民投票でEUからの離脱を決めたことがありましたが、そのときにはイギリス経済の先行き不安からポンドが全面安となりました。
もしこの時にポンド円の買いポジションのみに集中投資をしていたら、多大な損失を被ったことでしょう。
一方、こうしたリスクに備えて、ドル円やユーロ円にも分散して投資をしておけば、損失額はそれほど大きくならなかったわけです。
なお、分散投資にはいろいろな通貨への投資が必要となることから、相応の資金が必要になりますが、少額取引を活用すれば、資金が少なくてもしっかりと分散投資をすることが可能となります。
FX少額取引の2つのデメリット
メリットが4つもあるFXの少額取引ですが、その一方でデメリットもあります。
少額FXのデメリット
- 損失が少ない反面、利益も少ない
- レバレッジを高くするとロスカットされやすい
デメリット(1)損失が少ない反面、利益も少ない
先ほど少額投資は損失が少なくて済むという解説をしましたが、これは利益が出たときにも同じことがいえます。
1,000通貨の取引で、100pips(1円幅)の勝ちトレードをしたとしても、利益は1,000円程度。
FXに興味のある方はもっと稼ぎたい!と思うかもしれませんが、少額FXであれば現実的な金額ですね。
1日1,000円の利益って、普通の社会人にとってはかなり嬉しいことだと個人的には思いますが(笑)
だって、お昼ご飯が浮くぐらいの金額ですよ?
しかし、投資は勝つことよりも、大きく負けないことがとても重要です。
特にFX初心者はまず、大きく負けないことが鉄則。
その上で、トレードの精度を高めていくのが上達への近道です。その意味でも、最初は少額投資で、仮に負けてもそれほど大きなダメージにならない様にハンドリングすることが大切なのです。
デメリット(2)レバレッジを高くするとロスカットされやすい
少額投資のデメリットとして絶対に押さえておかなければならないのが、ロスカットとの関係です。
FXにはレバレッジがあるので、少ない証拠金で大きな金額を取引することができます。
これによって投資効率を高められるのはメリットなのですが、相場が逆方向に進んだ時にはリスクも同様に高まります。
少ない資金でレバレッジを掛け、目いっぱいまでポジションを持ってしまうと、わずかな相場の逆行で証拠金が足らなくなり、ロスカット(強制損切り)となることも考えられます。
ロスカットの具体例
資金6万円で、1,000通貨、1万通貨の買いポジションを建てた場合を比較します(1ドル140円の場合)。
1,000通貨の場合 | 1万通貨の場合 | |
---|---|---|
証拠金維持率が100%になる為替レート | 約83.33円 | 約139.58円 |
「証拠金維持率」とは強制ロスカットの判定基準に使われるもので、「純資産÷必要証拠金×100」で計算できます。
どこで強制ロスカットになるかの設定はFX会社によって異なりますが、仮に100%を切ったらロスカットという設定だとすると、1万通貨取引の場合はわずか40銭ほどの逆行で到達してしまうことがわかります。
一方、1,000通貨取引であればドル円の相場が83円に下落するまで耐えることができます。
資金が6万円あれば1万通貨の取引も可能ではありますが、資金に対して取引量が大きすぎる、つまりレバレッジが高すぎるというのがわかるのではないでしょうか。
実際に私は証拠金50,000円で、0.8lotを注文(レバレッジ21倍)したら、ちょっとした値動きでロスカットになりました...。
なのでそれ以降は、0.8lotから0.5lotに取引数量を減らしました。
少額FXにも危険がある!実体験を元にした失敗例と注意点
前述のデメリットで解説した通り、少額FXにも損失をする危険はあります。
この章では、実際に私が5万円でFXを始めてみて経験した失敗事例を元に、少額FXの危険性や注意点について紹介します。
実際に経験してわかった、少額FXの失敗例
- レバレッジを20倍以上にして、ロスカットになった
- 損切りをせずに損失を最小限に防げなかった
- 上級者向けのスキャルピング(超短期取引)をして損失
これが実際に筆者が少額FXで経験した失敗です。それぞれについて簡単に注意点とセットで解説します。
レバレッジを20倍以上にして、ロスカットになった
私の場合、証拠金が5万円だったのですが、つい大きな利益を狙ってしまい、証拠金の範囲内でできる最大レバレッジを最初は試しました。
FX初心者が誤解しがちなのですが、レバレッジの倍率は自分で設定することはできず、資金と取引数量によって決まります。
この章では、実際に私が5万円でFXを始めてみて経験した失敗事例を元に、少額FXの危険性や注意点について紹介します。
実際の取引画面を見てみましょう。
資金5万円×取引数量0.1lotの時のレバレッジは3.3倍
資金5万円×取引数量0.5lotの時のレバレッジは16.2
え、自動でレバレッジが設定されてる!!!
FX上級者の知り合いに聞いたんですが、これはFX初心者あるあるらしい。
資金に対して必要以上に取引量が多いと、レバレッジが一気に高くなり、ロスカット(強制決済)の可能性が高まるので要注意ですね。
ちなみにロスカットされると以下のような通知が届きます。
儲けだけにとらわれず、まずは低いレバレッジでコツコツ増やしていくことを目標に取引をやってみましょう。
対策
- 高レバレッジになりすぎないように、最初は少量のロット数で取引しよう
損切りをせずに損失を最小限に防げなかった
損切りとは「含み損を決済する」という取引です。
損失が拡大する前に、早めに決済をして損失を最小限に防ぐ効果があります。
損切りをやらないと、下記の図のようにロスカットになってしまう可能性が高まってしまいます。
損切りは少額に限らず、FXの常識です。
FXに絶対はないので、どんなに少額の取引でも損切り注文は必ず入れましょう。これは本当に忘れてはいけません。
損切りによる損失は、FXにかかるコストと捉えるのがちょうど良いぐらいです。
対策
- どんなに少額な取引でも、損失を最小限にするためにFXでは必ず損切り注文を入れる
別記事で損切りの重要性について解説している記事があるので、こちらも参考にしてみてください。
上級者向けのスキャルピング(超短期取引)をして損失
スキャルピングとは、1日に何十回もの取引を繰り返して、小さな利益を積み重ねていくFXの手法の1つです。
結論から言うと、スキャルピングは中〜上級者向けなので、初心者にはおすすめしません。
もちろん人によっては向いているかもしれませんが、スキャルピングにはFXのトレード経験はもちろんのこと「トレードの時間を十分に確保できていること」などが必要になります。
少額とはいえ、自分はどうしても早く利益を出したかったので、つい先走って分刻みでトレードをしてしまいました...。
(ちなみに根拠のあるトレードではない)
相場やチャートの分析に慣れていて、根拠や見立てがあるならいいですが、根拠のないトレードは禁物です。
自分には無理だとわかってからは、日単位でトレードする「デイトレード」に切り替えたので、FX初心者であればまずはそこから始めるのが無難でしょう。
FXの少額取引で出せる利益はバカにできない?モデルケースを紹介
少額取引のデメリットの部分でも解説していますが、「少額取引で大きな利益を出す」というのは難しいといっていいでしょう。
取引量が1,000通貨なら、たとえ1円幅での勝ちトレードを成功させたとしても、利益は1,000円です。実際には、1日あたりの損益は200~300円といった規模感になるのではないでしょうか。
塵も積もれば山となる!1,000通貨取引した際の想定利益
そんな小銭程度の規模感になってしまうのは事実ではありますが、1,000通貨の取引も決してバカにできたものでもありません。
例えば、1日あたりの利益をならして100円だとしましょう。
1ヶ月の平日の日数は20日前後なので、1ヶ月あたりで考えると利益は2,000円ほどになります。
「たった2,000円か」と思うかもしれませんが、資金3万円程度でできる投資という事実を考えれば、けっこう魅力的といえるのではないでしょうか。
もしこのペースを維持できれば5カ月後には1万円になるので、約33%増しです。
相場の動きにもよるので私は毎日トレードしているわけではありませんが、自分は「5万円×0.5lot」で大体平均1,000円〜1,200円をコツコツ稼いでます!
資金余力があるのであれば、1,000通貨以上の取引にチャレンジ
そしてこれは取引量が1,000通貨の場合であり、もう少し資金に余力のある人は2,000通貨、3,000通貨の取引も可能です。
そうなれば1ヶ月あたりの利益も4,000円や6,000円といった規模感になってきます。
日常生活の「ちょっとした足し」に投資を始めたいと考える人は多くいます。
FXなら、少額取引でも「ちょっとした足し」をかなえることはできるでしょう。
10社の口座を持っている私が思う少額FX向けの口座の選び方
厳密に言うと、「少額FX」に向いている会社を探すというよりも
「目安としている必要資金」と「自分が実現したいトレード」によって、FX口座を選ぶことをおすすめします。
私は主要FX口座を10個持っているのですが、最終的にはツールやアプリの使い勝手が良い口座(みんなのFX)をメインで使ってます。
これは極論ですが、
FX口座の開設は「無料」なので、気になるFX口座を複数開設してみて、一番使い勝手が良いと感じた口座をメインとするという手法もありだと思います。
とは言っても、ある程度候補を絞らないと決めづらいと思うので、ここでは少額でFXを始めたい人が口座を選ぶ時のポイントとおすすめのFX口座を紹介します。
少額でFXを始める人が押さえておきたい3つのポイント
最低限、押さえた方が良いポイントは以下の通りです。
FX口座選びで最低限押さえるポイント
- 最低取引単位が1,000通貨以下か
- (PCを利用する場合)デバイスがツールに対応しているか
- 国内FX会社かどうか
「え、それだけ?」と思うかもしれませんが、初心者であればこの3点を押さえておけば十分です。
- 国内FX会社のほとんどが1,000通貨から取引可能
- FX会社によっては、PCツールでMacに対応していない場合がある。取引に慣れるためにも、操作性の高いPCで取引するのがおすすめ
- 国内FXは金融庁のレバレッジ規制により「最大25倍」となっている(海外はレバレッジの上限が高いのでハイリスク)
また倒産した事例もあり
FX初心者が口座選びで重視しなくても良い4つのポイント
実際に10社開設してわかりましたが、逆に初心者がそこまで気にする必要がないと感じたポイントは以下の通りです。
【初心者がFXの口座選びで重視しなくても良いポイント】
ポイント | 理由 |
---|---|
スプレッド(手数料) | スキャルピングのように取引回数が多ければ気にしても良いが、初心者は取引回数がそこまで多くないので問題なし あとは主要FX会社はスプレッドに大きな差がない |
キャッシュバックキャンペーン | 取引数量が多いほどキャッシュバックの恩恵は受けられるが、少額であればさほど関係ない |
口座開設数 | メジャーなFX口座=最適な口座ではない。 (メジャーな口座でもPCツールがMacに対応していないというパターンもある) |
通貨ペア数 | 初心者はメジャー通貨(ドル円など)から始める人が多いので、よっぽどのマイナー通貨を取引しない限り、どの会社も大差ない |
FXの口座選びには様々な観点がありますが、正直そこまで比べなくても良いポイントはいくつかあると感じました。
少額からFXを始めたい人におすすめのFX口座
FX口座選びで最低限押さえるポイント
- 最低取引単位が1,000通貨以下か
- (PCを利用する場合)デバイスがツールに対応しているか
- 国内FX会社かどうか
前述でも解説しましたが、少額から始めたいFX初心者に重要なポイントはこの3つです。
それに加えて、必要資金やトレードの目的を考慮した上で、適したFX口座を紹介します。
まさか大手のGMOクリック証券(FXネオ)とGMO外貨(外貨ex)がPCの取引ツールがMacに対応していないことが衝撃でした...。
自分はMacで取引したかった+ツールやアプリが一番見やすかった「みんなのFX」をメイン口座にしました!
会社名 | 最低取引単位 | Mac対応(PCツール) | 口座開設 |
---|---|---|---|
◎ 1通貨〜 |
○ 可 |
公式サイト | |
◎ 1通貨〜 |
○ 可 |
公式サイト | |
◎ 100通貨〜 |
○ 可 |
公式サイト | |
○ 1,000通貨〜 |
× 不可 |
公式サイト | |
○ 1,000通貨〜 |
× 不可 |
公式サイト | |
○ 1,000通貨〜 |
○ 可 |
公式サイト | |
○ 1,000通貨〜 |
○ 可 |
公式サイト |
当サイトでは、他にも初心者におすすめのFX口座を比較していますので、でひチェックしてみてください。
1通貨単位で取引可能な『SBI FXトレード』
SBI FXトレードは、最小取引単位が業界最小の「1通貨」なので、とにかく少額から取引できる会社を選びたいという場合はまず候補となる1社といっていいでしょう。
SBI FXトレードのメリット
- 1通貨から取引できる(1ドル140円の場合、140円の資金でレバレッジ1倍の取引が可能。レバレッジ25倍なら約6円で取引できる)
- 定期的に外貨を購入する「積立FX」というサービスも提供している
SBI FXトレードのデメリット
- デモトレードがない(ただし1通貨から取引可能なので、実質的にはほぼデモ感覚でリアルトレードが可能)
SBI FXトレードの基本情報
通貨ペア数 | 34通貨ペア |
---|---|
取引単位 | 1通貨 |
スプレッド(ドル/円) | 0.18銭** |
口座開設の最短日数 | 即日 |
サポート | 予約制 |
デモトレード | × |
※1~1,000,000通貨を取引した場合の基準値 SBI FXトレードの
公式サイトはこちら
こちらも1通貨取引に対応『MATSUI FX(松井証券)』
証券会社として歴史ある松井証券。そのFXサービスが「MATSUI FX」です。大手証券会社でありながら、最小取引単位は業界最小の「1通貨」で、SBI FXトレードと同様に超少額からの取引が可能です。
MATSUI FX(松井証券)のメリット
- 1通貨から取引できる(日本のFX会社で1通貨から取引できる会社は貴重で、実質的にSBI FXトレードとMATSUI FXの二択の状態)
- レバレッジを「1倍・5倍・10倍・25倍」の4つのコースから選ぶことができる
MATSUI FX(松井証券)のデメリット
- デモトレードがない(ただし1通貨から取引可能なので、実質的にはほぼデモ感覚でリアルトレードが可能)
MATSUI FX(松井証券)の基本情報
通貨ペア数 | 20通貨ペア |
---|---|
取引単位 | 1通貨 |
スプレッド(ドル/円) | 0.2~1.6銭* |
口座開設の最短日数 | 即日 |
サポート | 原則24時間 |
デモトレード | △* |
スプレッドは原則固定、例外あり
*他社に比べて機能制限あり
MATSUI FX(松井証券)のアプリ
サービスの特徴
- テクニカル指標が充実しておりPC並みの分析が可能
- スピード注文や、見やすい為替ボードで取引をよりスムーズに
『みんなのFX』のツール・アプリは初心者にとって使いやすい
「みんなのFX」は、トレイダーズ証券が提供するFXサービスです。
最小取引単位は1000通貨となっており、この記事で紹介している他の会社と比べると高く見えるかもしれませんが、現在のFX業界の標準。約6,000円から米ドル/円が取引可能で、低レバレッジの運用も3万円程度あれば可能です。
スワップポイントが高水準なので、ポジションを長期保有しスワップポイントを積み重ねる運用をしたい人にはおすすめのFX会社です。
みんなのFXのメリット
- スワップポイントが高水準で、受け取りと支払いが基本的に同額
- 高機能チャート「TradingView」や、独自の分析ツールなどが使える
- 自動売買やバイナリーオプションのサービスも提供している
みんなのFXのデメリット
- 自社で提供しているアプリのテクニカル指標がやや少ない(ただTradingViewを使えばカバーできる)
通貨ペア数 | 34通貨ペア |
---|---|
取引単位 | 1,000通貨 |
スプレッド(ドル/円) | 0.2銭 |
口座開設の最短日数 | 即日(最短1営業日) |
サポート | 平日10:00~17:00 |
デモトレード | 〇 |
スプレッドは原則固定、例外あり
サービスの特徴
- 自社アプリのほか、高機能チャート「TradingView」も使える
- 「通貨強弱」など独自の分析ツールを提供している
(↑みんなのFXアプリ内で利用できるTradingViewの画面)
(チャート分析をわかりやすく可視化したツール、通貨強弱)
どちらも複雑なチャート分析をわかりやすく可視化したもので、初心者が相場観をつかむために役立つことでしょう。
100通貨から取引できスプレッドも狭い『マネーパートナーズ』
マネーパートナーズは「パートナーズFX(PFX)」と、「パートナーズFX nano」という2つのサービスを展開しています。PFXの方は最小取引単位が1万通貨ですが、nanoであれば「100通貨」から取引が可能。
また近年のマネーパートナーズは、次々と低スプレッド戦略を打ち出してきており、米ドル/円は5万通貨まで(期間:2024年4月22日~4月30日、対象時間帯:8:00~翌4:00)、ユーロ/円、豪ドル/円は1万通貨まで0.0銭。ポンド/円も5,000通貨までなら0.0銭です。取引コストが気になるという人にもおすすめです。
マネーパートナーズのFXのメリット
- 100通貨から取引可能(1ドル140円の場合、14,000円の資金でレバレッジ1倍の取引が可能。レバレッジ25倍の場合、最低資金は560円)
- 主要通貨ペアの0.0銭をはじめとして、多くの通貨ペアのスプレッドが業界最狭
マネーパートナーズのデメリット
- スワップポイントの魅力が劣る(受け取りは少なく、支払いはかなり大きい)
通貨ペア数 | 21通貨ペア |
---|---|
取引単位 | 100通貨 |
スプレッド(ドル/円) | 0.0銭* 米ドル/円は5万通貨まで(2024年 4月22日~4月30日、対象時間帯:8:00~翌4:00) |
口座開設の最短日数 | 翌日 |
サポート | 平日9:00~17:00 |
デモトレード | × |
スプレッドは原則固定、例外あり
マネーパートナーズ(パートナーズFX nano)のアプリ
サービスの特徴
- 100通貨から取引可能(1ドル140円の場合、14,000円の資金でレバレッジ1倍の取引が可能。レバレッジ25倍の場合、最低資金は560円)
- 主要通貨ペアの0.0銭をはじめとして、多くの通貨ペアのスプレッドが業界最狭
情報量豊富!FXの知識をつけるなら『外為どっとコム』
外為どっとコムは、業界の中でも老舗のFX会社です。
長らく外国為替についての研究にも取り組んでおり、その研究成果を口座開設者だけでなく学術の分野にも提供しているというユニークな一面を持ちます。
独自のコンテンツやセミナーなどを通じてFX初心者に知識を提供することにも力を入れているので、初心者が初めて利用するFX会社として有望な選択肢になると言えるでしょう。
FX会社としての実力も十分で、1,000通貨単位からの取引が可能であることはもちろん、注文方法が豊富な点も見逃せません。
外為どっとコムのFXのメリット
- 「外為どっとコム総合研究所」という独自のシンクタンクを持っている
- 「マネ育チャンネル」というFXの情報サイトを運営し、トレーダーの学習環境やマーケット情報を幅広く提供
外為どっとコムのデメリット
- 支払いのスワップポイントがやや大きい
通貨ペア数 | 30通貨ペア |
---|---|
取引単位 | 1,000通貨 |
スプレッド(ドル/円) | 0.2銭* |
口座開設の最短日数 | 即日 |
サポート | 平日24時間 |
デモトレード | ◯ |
スプレッドは原則固定、例外あり
外為どっとコムのアプリ
FXの少額取引に関するQ&A
どの取引についても少額取引で特別不利になることはありませんが、強いて言えばスイングトレードが最も少額取引を活かせる手法と言えるでしょう。
スキャルピングやデイトレードはポジションを保有する時間が短く、小刻みに利益を取っていく手法なので、高額取引であってもあまり条件は変わりません。
その一方でスイングトレードは数日から週単位でポジションを保有するため、ちょっとしたレートの上下で一喜一憂する可能性が低い少額取引の強みが出やすくなり、しっかりと利益目標までポジションを持ち続けることができます。
FX会社が提供している自動売買サービスの最低取引数量が少額取引に対応しているのであれば、少額からでも可能です。
相場全体に注文を設置するような自動売買を仕掛けている個人投資家は、1,000通貨単位で運用していることが多いので、少額取引でコツコツと利益を積み重ねていく手法がむしろ有効といえます。
一般的に少額取引であっても高額取引であっても、手数料に違いはありません。
自動売買のプログラムが有料であったり、運用するためのシステムや自動売買口座特有のスプレッドなど、自動売買であることに対する手数料は発生しますが、それが少額取引になったからといって手数料が変わることはありません。
少額取引でも利益が一定の金額までいけば、確定申告が必要になります。
FXの確定申告に関する必要知識
・FXの利益が20万円を超えた人のうち、給与所得2,000万円以下の会社員と年金収入400万円以下の年金生活者は確定申告が必要
・学生、主婦は利益が48万円を超えた場合に確定申告が必要
・確定申告で不正をすると脱税にあたり、罰則の規定もある