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くりっく365とは?店頭FXとの違いや魅力を初心者にもわかりやすく解説

※本記事は、提携する企業のPR情報が含まれます。 掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容等は当サイトが独自に記載しています。

くりっく365とは?

「くりっく365」とは東京金融取引所(通称、金融取)に上場されている取引所為替証拠金取引の愛称です。

かつては法人がビジネスのためにしか取引できなかった外国為替証拠金取引ですが、 1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて証券会社や先物会社がFXとして取り扱いを開始して、個人でもFX取引が可能になりました。

インターネットの普及とともにFXサービスを提供する会社も増えていきましたが、当初はFX取引を規制する法律が定められておらず、一部の会社によって悪質な勧誘行為や預けた証拠金に対してのトラブルが起き、社会問題にもなりました。

そこで、個人投資家を保護するために2005年にFX取引を規制する改正金融先物取引法が成立。金融取によって上場されたFXの愛称が「くりっく365」と名付けられているのです。

店頭FXはトレーダーが店頭FX取扱会社と取引をし、それに応じて店頭FX取扱会社がカバー取引をするのに対して、くりっく365ではくりっく365取扱会社はあくまで窓口であり、取引は公的な取引所を介してマーケットメイカーとすることになります。

また、「くりっく365」は2013年から手数料無料(一部の会社を除く)ですが、その分取引条件となるスプレッドは少々広めでした。一部の個人投資家や大口取引を行う投資家から「手数料がかかってもいいからスプレッドをタイトにしてほしい」という要望があり、取引単位を10万通貨単位にした商品を2015年から提供しているのです。

くりっく365と店頭FXの違いは?2つの取引を徹底比較

「くりっく365」と「店頭FX(以下、FX)」は一見すると同じ外国為替を取引する金融商品に見えますが、実はいくつかの違いがあります。

FXでは「金融商品取引法」等の基準を満たした会社がサービスを提供していますが、くりっく365では法令等の基準と「東京金融取引所」が定める条件をクリアした会社が提供しています。

資本金3億円以上、純資産20億円以上、自己資本比率200%以上という東京金融先物取引所の厳しい要件を満たしていなければくりっく365の取引参加者になれないので、その点信頼できる会社が多いのです。

さまざまな観点から、くりっく365とFXについて比較してみました。

くりっく365 店頭FX
取引相手 マーケットメイカー 店頭FX取扱会社
取扱会社 法令等の基準と
「東京金融取引所」が定める参加条件を満たした会社
「金融商品取引法」の基準をクリアした会社
取引価格 複数のマーケットメイカーの提示価格の中から投資家にとって一番有利な価格が採用される 会社が決定
為替レート どの会社でも同じ 会社によって差異がある
取扱通貨ペア数 25種類 会社による。最大100種類以上
スワップポイント 受取額と支払額が同じ 一般的に受取額よりも支払額の方が多くなる
レバレッジ 最大約25倍 最大約25倍
取引手数料 有料/無料の両方存在 多くの会社が無料
取引可能時間 平日24時間と土曜の朝まで 会社による
証拠金の保全 全額が取引所に預託される。万一取扱会社が破綻した場合も証拠金は全額保護される 取扱会社が信託銀行などに預託して保全することが義務づけられている。
税金 申告分離課税一律20%+復興特別所得税など 申告分離課税一律20%+復興特別所得税など

取引価格

くりっく365で取引する場合、複数のマーケットメイカーの提示価格の中から投資家にとって一番有利な価格が採用されるのがポイント。

FXでは取扱会社自身が価格を決定するため、スプレッドの幅を広げがることもあります。投資家にとって有利な条件で取引ができるのは大きな魅力です。

為替レート

店頭FXの場合、実は提供されている為替レートは会社によって微妙に差異があることを知っているでしょうか。

くりっく365の場合はどの業者をつかっても、くりっく365で提示されているレートで取引されるので、店頭FXのように仲介会社によってレートが変わることはありません。

取引通貨ペア数

くりっく365の場合、25種類が提供されています。

FXの会社では最大100種類以上の通貨ペアを提供しているところもあるため、くりっく365が劣っているようにも見えますが心配は無用。25種類の通貨ペアの中は米ドル、メキシコペソ、豪ドルなど取引量が多い通貨ペアが揃っているので、日本人が取引する分には申し分のないランナップと言えます。

スワップポイント

くりっく365ではスワップポイントの受取額と支払額は常に同額となっています。

FXではスワップポイントの受取額よりも支払額の方を大きくしてそこから差益を得ているケースが多いため、スワップポイントを狙って取引する場合はくりっく365の利用も検討してみましょう。特にトルコリラや南アランドなどのスワップポイントは、FXの会社と比較しても同水準程度に設定されています。

レバレッジ

くりっく365もFXも一律で最大25倍。レバレッジを使えば証拠金よりも大きな取引をすることも可能です。

取引手数料

くりっく365とFXともに無料になっています。ただし、くりっく365ではすべての取扱会社で無料になっているわけではなく、くりっく365ラージ」に関しては取引手数料がかかるので注意をしましょう。

取引可能時間

くりっく365の取引可能時間は、「平日の24時間と土曜の朝まで」です。この点は大半のFXの会社と同じなので、特にデメリットはないと言っていいでしょう。

証拠金の保全

くりっく365では全額が取引所に預託されています。FXの会社と同様、万一破綻した場合も証拠金は全額保護される仕組みが作られています。

税金

為替取引をして儲かったお金に対してはきちんと税金の申告をしなければなりません。

主な税金はくりっく365もFXもともに「申告分離課税」でその税率は一律20%となっています。現在は復興特別所得税の0.315%も20%に加え必要です。

その他にも損失の繰り越しなどいくつか税金の制度がありますのでしっかり調べて申告をしましょう。

くりっく365のメリット・デメリット

続いてくっりく365のメリット・デメリットについて説明していきます。

メリット

くりっく365のメリットは公正で透明性の高い為替レートが提供されていること。

金融取が独自に取扱会社をチェックしており、法令や金融取の規則に反した取扱会社に対しては、自主規制委員会の決議に基づき処分等の措置をとる権限も認められています。

ですので、くりっく365では不自然なスリッページが発生することはありません。相場が瞬時に変動したことによって、注文時に表示されていた価格又は注文時に指定した価格と異なる価格で取引が成立するスリッページはFXでは起こることですが、くりっく365ではその心配は無用なのです。

スワップポイントが支払額と受取額が同じなのも大きなメリットです。

デメリット

くりっく365には一部デメリットもあります。それは、一部の取扱会社によっては取引手数料がかかる点です。

FXの取扱会社が提供している一般的なFXサービスでは取引手数料が無料になっているものが多いですが、その点ではデメリットと言えるでしょう。

ただ、手数料がかかるのは一部の会社に限った話であり、その中でも対面系の会社が多く、ネット系の会社はほとんどが取引手数料を無料にしています。

くりっく365はどういうトレードに向いている?

くりっく365はスリッページが発生しにくい仕組みを採用しているので、「狙った瞬間でのレートで確実に取引をしたい場合」には向いているサービスといえます。

特にデイトレでは一分一秒のタイミングが非常に大事。一般的なFXでは狙っていたレートで取引しようと思ったらスリッページが発生して、思っていたほど有利なレートではなかったというのがありえます。スリッページを発生させたくないという場合にはくりっく365で取引をするとその希望が実現できます。

くりっく365のスワップポイントは支払額と受取額が同じなので、高金利通貨やスワップポイントを支払うようなクロス円の売りのトレードには向いているでしょう。

FXのほとんどの会社では支払額の方が受取額よりも多いので、その分売ることでスワップポイントを支払わなければならず隠れたコストになっています。くりっく365では、そのコストを抑えられるというのもメリットと言えます。

くりっく365を始めるなら岡三オンライン証券

くりっく365を取り扱いできるのは、すでに解説したとおり厳格な基準を満たしている会社のみ。その中でも、岡三オンライン証券を魅力とともにご紹介します。

岡三オンライン証券の魅力は、以下の3つです。

取引環境が充実している

最先端のトレーディングツール「ネットトレーダー365FX」のほか、スタンダードなWEB版取引ツール、iPhone・Android・iPad用アプリなどがあるので、多彩な環境でトレード可能。

また情報分析ツール「e-proft FX」、チャートの分析ができる「Chart Plus(チャートプラス)」、自動売買も可能なエクセルの取引ツール「岡三RSS」といった、岡三オンライン証券が独自に提供しているツールも使うことができます。

投資情報が充実している

岡三オンライン証券では、自社のストラテジストが為替に関する情報を毎日提供しています。

また、南アフリカランドやトルコリラ、メキシコペソといった高金利通貨のウィークリーレポートを見ることも可能。

為替と株式の情報を総合的に網羅した「投資情報局」というサイトも、口座開設でチェックできるようになります。

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